蒲郡に5台目のベンチアート設置

　蒲郡ベンチアートプロジェクト委員会」は１月31日、蒲郡市形原町の春日浦公園に５台目のベンチを置いた。
　海辺などのロケーションを生かし、生活の豊かさを感じる場を創出させるプロジェクト。これまで４台を、地元企業や市民団体などの協力で竹島園地や竹島ふ頭「みなとオアシスがまごおり」に設置した。
　国内自動車整備などを手掛ける「東海自動車工業」（鹿島町）の三田富男相談役が、地元に貢献できる活動を考える中でプロジェクトを知り、日頃、散歩で訪れる春日浦公園にベンチを設置した。
　蒲郡の友好都市である沖縄県浦添市に思いを寄せ、ジンベイザメとウミガメのデザインにした。ベンチに座ると目の前には三河湾が広がり、三河大島と小島が重なり合って釈迦が寝ているように見える「寝釈迦」が眺められる。海でつながる浦添のことを考えてほしいとの思いも込めたという。
　贈呈式と除幕式は春日浦公園で開かれた。三田相談役は公園を管理する市の代表として出席した大原義文副市長に目録を手渡した。
　三田相談役は「散歩やウオーキングなどで立ち寄った人がベンチに座って目の前に見える寝釈迦から元気がもらえるようなパワースポットになってほしい」と話した。
【林大二朗】