豊橋の羽田保育園でデジタル絵本づくり

　豊橋市花田町の羽田保育園の年長児２９人が９日、アプリを使ったデジタル絵本づくりを楽しんだ。アパレル会社「グッド・グリーフ」の社長で、クリエーターの朝倉民枝さんが講師。園児は「保育園で楽しかったこと、嬉しかったこと」をテーマに、図形やアイコンを組み合わせ、オリジナルの絵本を作った。
　園児に創造することの楽しさを知ってほしいと続く。今年で４年目。これまではクレヨンで絵を描いていたが、子どもの豊かな創造力を引き出せない課題があった。
　このアプリは、丸や三角、ひし形などの図形と、熊やウサギなどのイラストを組み合わせたり、色や向きを自由に変えたりして、思っていることを簡単に形できる。
　この日、園児は人形劇や餅つきなど、楽しい思い出を描いた。上野由珠さん（６）は、昨年12月に園であったファッションショーを楽しむ様子を描いた。「色や形を変えるのが楽しかった」と笑顔だった。
　この後、イラストに自分の声であらすじを録音した。３月に豊橋中央図書館で発表するという。
【北川壱暉】