ラリー三河湾開催を前に蒲郡形原中で特別授業

　蒲郡市で開催する「ラリー三河湾２０２４」（３月１～３日）の実行委員会は16日、市立形原中学校でモータースポーツの魅力を伝える特別授業を開いた。
　全日本ラリー選手権は国内自動車ラリーの最高峰。年間８カ所を転戦する。県内では新城市で「新城ラリー」が20年間続いてきたが、昨年３月大会を最後に終了した。その後、運営団体がロケーションの良さなどを理由として蒲郡に移した。市や団体からなる委員会が準備を進めている。
　今回、生徒にモータースポーツを身近に感じてもらい、ラリー文化のさらなる普及と理解促進につなげようと企画した。体育館では「ＴＯＹＯＴＡ　ＧＡＺＯＯ　Ｒａｃｉｎｇ」に所属する眞貝知志選手を招いた講義があった。続いてグラウンドで眞貝選手がラリーカーに乗ってデモ走行をした。生徒は土煙を上げながら走るラリーカーに大喜びだった。
　２年の市川泰誠さんは「迫力ある走りを間近で見られて楽しかった。ラリー三河湾も見てみたい」と話した。
　委員会事務局などを務める市ラリー開催準備室の小田将也さんは「ラリー三河湾のことを多くの人に伝えたい」と話した。
【林大二朗】