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田原中生徒4人が地域猫活動学ぶ

ハーツの古橋代表の話を聞く生徒=田原中学校で
ハーツの古橋代表の話を聞く生徒=田原中学校で
生徒は通販で猫のためにケージを買った
生徒は通販で猫のためにケージを買った

 田原市立田原中学校のボランティアクラブ「たはランティア」のメンバーが、いよいよ猫の保護活動を始める。17日、豊橋市の動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」の古橋幸子代表らが学校を訪れ、生徒4人に活動内容などをレクチャーした。(1面参照)
 クラブは「地域社会に役立てる学校を目指そう」を掲げ、生徒有志が地域のイベントや福祉活動に参加する。このうち7~8人が猫の殺処分をゼロにしようと2022年に活動を開始。イベントでの募金活動などを通じ、これまでに10万円を集めた。そこから猫の捕獲器とケージ2台を購入。さらに校舎の階段下の物置を掃除して、猫の保護室にした。猫を保護し、新しい飼い主が見つかるまで飼育したい、と希望している。
 この日は、古橋代表がハーツのスローガン「捨て猫ゼロ、野良猫ゼロ、虐待ゼロ、殺処分ゼロ」のために活動してきた22年を紹介。不幸な猫を減らすためには、地域猫活動が唯一の方法と述べた。そのうえで、猫の捕獲、病院での治療、世話、飼い主探しには膨大な手間と費用がかかる現状を説明した。
 生徒が買った捕獲器を見せてもらい「ふたが閉まると脚や尾が挟まれてけがをする危険がある。猫用ではない」とハーツのメンバーが述べた。ハーツが使っているものは米国製で動物に優しい。また、保護室は逃走防止用の二重扉になっておらず、エアコンや網戸がないことから「このままでは飼育できないのでは」などと指摘した。3年の鳥居凪さんは「猫の保護のために準備しなければならないことが多いと分かりました」と述べた。
 当面は猫の捕獲作業を見学し、地域猫活動の餌やトイレの管理などで協力できないかを考えるという。募金の問い合わせは田原中学校(0531・22・1218)へ。
【山田一晶】

 田原市立田原中学校のボランティアクラブ「たはランティア」のメンバーが、いよいよ猫の保護活動を始める。17日、豊橋市の動物福祉団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」の古橋幸子代表らが学校を訪れ、生徒4人に活動内容などをレクチャーした。(1面参照)
 クラブは「地域社会に役立てる学校を目指そう」を掲げ、生徒有志が地域のイベントや福祉活動に参加する。このうち7~8人が猫の殺処分をゼロにしようと2022年に活動を開始。イベントでの募金活動などを通じ、これまでに10万円を集めた。そこから猫の捕獲器とケージ2台を購入。さらに校舎の階段下の物置を掃除して、猫の保護室にした。猫を保護し、新しい飼い主が見つかるまで飼育したい、と希望している。
 この日は、古橋代表がハーツのスローガン「捨て猫ゼロ、野良猫ゼロ、虐待ゼロ、殺処分ゼロ」のために活動してきた22年を紹介。不幸な猫を減らすためには、地域猫活動が唯一の方法と述べた。そのうえで、猫の捕獲、病院での治療、世話、飼い主探しには膨大な手間と費用がかかる現状を説明した。
 生徒が買った捕獲器を見せてもらい「ふたが閉まると脚や尾が挟まれてけがをする危険がある。猫用ではない」とハーツのメンバーが述べた。ハーツが使っているものは米国製で動物に優しい。また、保護室は逃走防止用の二重扉になっておらず、エアコンや網戸がないことから「このままでは飼育できないのでは」などと指摘した。3年の鳥居凪さんは「猫の保護のために準備しなければならないことが多いと分かりました」と述べた。
 当面は猫の捕獲作業を見学し、地域猫活動の餌やトイレの管理などで協力できないかを考えるという。募金の問い合わせは田原中学校(0531・22・1218)へ。
【山田一晶】

ハーツの古橋代表の話を聞く生徒=田原中学校で
ハーツの古橋代表の話を聞く生徒=田原中学校で
生徒は通販で猫のためにケージを買った
生徒は通販で猫のためにケージを買った

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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