文字の大きさ

経済アナリストの森永さん招き吉田塾例会

データを見ながら語る森永さん=山本事務所で
データを見ながら語る森永さん=山本事務所で

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は、豊橋市西松山町の山本事務所で第159回例会を開いた。ゲストは、経済アナリストの森永康平さん。
 1985年埼玉県生まれ。証券会社や運用会社でアナリスト、ストラテジストとして日本の中小型株式や新興国経済のリサーチ業務に従事。その後、インドネシアや台湾などアジア各国で新規事業の立ち上げや法人設立を経験。事業責任者やCEOを歴任した。2018年に金融教育ベンチャー「マネネ」創業。現在、国内外のベンチャー企業の経営にも参画している。
 著書は「スタグフレーションの時代」(宝島社新書)や、経済アナリストで父の卓郎さんとの共著「親子ゼニ問答」など。
 森永さんは「日本経済の現状と課題」と題し、現金給与総額や実質消費指数の推移など国のデータを元に、その読み方を解説。前年同月比などの比較元があるデータでは、消費税率引き上げ、新型コロナウイルス禍、ロシア・ウクライナ戦争など、その期間にあった出来事を考慮しないとミスリードが起きると語った。
 その上でコロナ禍後に続いている倒産について「ゼロゼロ融資」を例に挙げ「目先しか考えていないのが日本の政策の駄目なところ」と指摘。さかのぼれば19年の消費税率引き上げから今の消費指数低下が続いているとして、増税ありきの政策決定を「増税は体を鍛える時に筋肉を付け替えるようなもの。それでは経済は伸びない。本当に増税しないと政策は出来ないのか。税収以外の財源を作る必要がある」などと説いた。
【岸侑輝】

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は、豊橋市西松山町の山本事務所で第159回例会を開いた。ゲストは、経済アナリストの森永康平さん。
 1985年埼玉県生まれ。証券会社や運用会社でアナリスト、ストラテジストとして日本の中小型株式や新興国経済のリサーチ業務に従事。その後、インドネシアや台湾などアジア各国で新規事業の立ち上げや法人設立を経験。事業責任者やCEOを歴任した。2018年に金融教育ベンチャー「マネネ」創業。現在、国内外のベンチャー企業の経営にも参画している。
 著書は「スタグフレーションの時代」(宝島社新書)や、経済アナリストで父の卓郎さんとの共著「親子ゼニ問答」など。
 森永さんは「日本経済の現状と課題」と題し、現金給与総額や実質消費指数の推移など国のデータを元に、その読み方を解説。前年同月比などの比較元があるデータでは、消費税率引き上げ、新型コロナウイルス禍、ロシア・ウクライナ戦争など、その期間にあった出来事を考慮しないとミスリードが起きると語った。
 その上でコロナ禍後に続いている倒産について「ゼロゼロ融資」を例に挙げ「目先しか考えていないのが日本の政策の駄目なところ」と指摘。さかのぼれば19年の消費税率引き上げから今の消費指数低下が続いているとして、増税ありきの政策決定を「増税は体を鍛える時に筋肉を付け替えるようなもの。それでは経済は伸びない。本当に増税しないと政策は出来ないのか。税収以外の財源を作る必要がある」などと説いた。
【岸侑輝】

データを見ながら語る森永さん=山本事務所で
データを見ながら語る森永さん=山本事務所で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR