世界弓道大会優勝の久野さん、母校豊橋商業高で報告会

　「第４回世界弓道大会」（２月29日、日本ガイシホール）で、日本代表チームが３連覇を果たした。その一員で県立豊橋商業高校弓道部出身の久野弥花さん（26）が、母校の全校生徒４８０人の前で結果を報告した。
　４年に一度開かれる世界大会に、25の国と地域から１５７人、36チームが参加した。日本は男女混合で３人１組の２チームが挑んだ。予選で、久野弥花さんがいる日本Ａチームは、夫研太さん（36）のＢチームとともに決勝トーナメントに進出した。決勝は、Ｂチームに12対11で破った。弥花さんは24射すべて的中し、優勝に貢献した。
　弥花さんは、中学で弓道を始めた。豊橋商業で高校総体を制すると、愛知大学生の時に県代表として国体優勝を果たした。講演で「世界大会に出られるとは思わなかった。学生時代から、いつも通りにやればうまくいくと自信を持って言えるまで練習することを心がけた」と振り返った。
　大会直前に転んでひざを負傷したと明かし、「『けがしてもへっちゃら』と前向きに捉えることが大事。それぞれの分野で活躍されることを祈っています」と話した。
【北川壱暉】