5月18、19日に蒲郡「西浦半島大運動会」

　豊かな自然を誇る蒲郡市の西浦半島全域を活用した大規模なスポーツイベント「西浦半島大運動会」が５月18、19の両日に開かれる。西浦を盛り上げようと集まった団体などからなる実行委員会が準備を進める。参加者を募集している。
　西浦温泉を中心とする西浦地区の魅力を高めようと旅館や飲食、マリーナなど幅広い業種の有志が集ったグループ「西浦リボーン」は、２０２２年から多くの人にまちの良さ体感してもらうための面白いイベントを模索していた。
　メンバーで飲食店を営む鈴木芳さんの仲介で、岡崎市のトライアスロンスクール指導運営「トライアスロンステーション」代表の高橋希代子さんと出会う。23年５月に連携して西浦パームビーチやシーサイドロードを使ったトライアスロンをプレイベントとして開催した。
　高橋さんはアジア選手権初代チャンピオンなどの経歴を持つ。新型コロナウイルス禍に西浦でトレーニングする中で、ロケーションの良さに感銘しトライアスロン大会を開こうと鈴木さんに相談していた。
　５月の反応を踏まえ、スポーツの経験が少ない人やストイックに取り組んでいる人、親子など誰もが気軽に参加でき、体を動きながら、楽しく遊べて健康になるイベントとして運動会を企画した。スポーツ関係でノウハウを持つ高橋さんが実行委の主体となり、リボーンはサポート側として準備している。
　運動会はパームビーチやマリーナでスイムや「ＳＵＰ」によるパドルスポーツをはじめ、スパ西浦モーターパークで自転車を使った競技や西浦テラス（西浦園地）でのヨガスポーツ、温泉街の激坂を生かしたランなどを開く。また、知柄漁港では地元の団体と連携してマルシェも計画している。エントリーは西浦リボーンのホームページ＝ＱＲコード＝から。種目ごとに参加料が異なる。期限は18日まで。
　リボーンメンバーで地区で「ＳＵＰ」教室を開く山村佳史さんは「西浦のいろんな名所をフル活用したイベント。参加して西浦の魅力を十分に感じてほしい」とＰＲした。鈴木さんは「蒲郡や西浦がスポーツのまちになってくれればうれしい」と話した。
【林大二朗】