「豊橋へ一狩りいこうぜ!」24日にスタート

駅周辺でモンハンのデジタルスタンプラリー

　ＪＲ東海は、豊橋駅周辺市街地などを舞台に、ゲーム会社「カプコン」の人気ゲーム「モンスターハンター（モンハン）」と連携したデジタルスタンプラリーイベント「豊橋へ一狩りいこうぜ！」を24日にスタートする。ＪＲ東海が展開する「推し旅」の現地企画第３弾の一環。23日、タレントの後藤真希さんを招いたオープニングセレモニーなどが「穂の国とよはし芸術劇場プラット」であった。
　「推し旅」は鉄道沿線にあるエンタメ作品や作家らとともに「推し」ファンに楽しんでもらえる旅を提案する。カプコンは推し旅イベントとして、蒲郡市のテーマパーク「ラグナシア」で格闘ゲームイベントを５月６日まで開いている。
　モンハン誕生20周年とカプコン創業40周年に合わせて企画。東海道新幹線をはじめとする公共交通機関の充実▽首都圏と関西圏からのアクセスの良さ▽風情のある街並み▽駅から半径２㌔にさまざまな観光要素や文化産業が詰まっている－を理由に豊橋が会場に選ばれた。イベントを通じ、交流人口の増加や市中回遊によるにぎわい創出、「新しい価値の創造」を目指す。
　ラリーは「トヨハシクエスト」と題し、実際のゲーム内で課される「クエスト」要領を取り入れ、地図で示した市内の名所や集客施設など10カ所を巡る。スマートフォンでＱＲコードを読み取り、ゲームと同じくミッションに挑む。クリア報酬でオリジナルステッカーを獲得できる。
　７月31日までの期間中、市こども未来館「ここにこ」でモンスターの「ジンオウガ」の大型バルーン展示、豊橋鉄道のラッピング路面電車の運行、市内の事業者によるコラボ商品販売など、街全体が一緒になって盛り上げる。
　セレモニーでＪＲ東海営業本部長の榊原篤さんとモンハンシリーズプロデューサーの辻本良三さん、浅井由崇市長、後藤さんが出席。後藤さんはイベントの印象とモンハンへの思いを話した。市観光大使にキャラクター「アイルー」が就任し、ＪＲ東海在来線の改札前通路に記念オブジェを設置した。榊原さんは「モンハンを通して豊橋の魅力を多くの人にＰＲしていきたい」と話した。
【林大二朗】