豊橋で「マケイン」アニメの先行上映会

　豊橋市藤沢町の「ユナイテッド・シネマ豊橋18」で６月30日、アニメ「負けヒロインが多すぎる！（マケイン）」の先行上映会があった。声優で、八奈見杏菜役の遠野ひかるさん、焼塩檸檬役の若山詩音さん、小鞠知花役の寺澤百花さんによるトークショーもあった。
　豊橋市出身でライトノベル作家の雨森たきびさんの作品。イラストは漫画家でイラストレーターのいみぎむるさんが担当した。恋愛で相手に振られた経験のある女の子「負けヒロイン」の挫折や成長などを描く青春ラブコメディー。小学館の「ガガガ文庫」から出版されている。
　制作は数多くの人気作品を手掛ける「Ａ－１　Ｐｉｃｔｕｒｅｓ」。市や、とよはしフィルムコミッションもロケで協力した。７月13日から中京テレビやＢＳ11、ＡＢＥＭＡなどで放映、配信される。
　先行上映は豊橋と東京・豊洲の２カ所。第１話と２話を上映した。
　豊橋会場では４００人が訪れたほか、雨森さんや浅井由崇市長も駆け付けた。登場人物らが生き生きと動く姿や豊橋の街並みなどがスクリーンに映し出された。コミカルなシーンでは笑いを誘い、上映会が終わると拍手で沸いた。
　トークショーで遠野さんと若山さん、寺澤さんはキャラに対する思い、豊橋を訪れて感じたことを話した。今年３月にＪＲ東海とコラボした際、「豊橋応援隊」を自称してＰＲしてきたが、改めて浅井市長から「豊橋応援隊」に認定された。
　遠野さんらは「放送が間もなく始まります。最終話まで豊橋とマケインをよろしくお願いします」と話した。
　雨森さんは「音響など全然見劣りをしないほど劇場版クラスだった。地元の人は、ぜひ見てほしい」と述べた。