豊橋まちなか図書館で渋沢栄一の生涯を解説するイベント

　豊橋市駅前大通２の「まちなか図書館」は７日、トークイベント「新一万円札の顔！　渋沢栄一の生涯」を開いた。渋沢を主人公にしたＮＨＫ大河ドラマ「青天を衝け」で制作協力した市図書館学芸員の岡村龍男さんが話した。
　20年ぶりに紙幣のデザインが新しくなった。１万円札は福沢諭吉から渋沢に変わった。イベントは渋沢が何をした人かを知り、興味を深めてもらおうと企画した。
　まちなか図書館中央ステップで、岡村さんは、徳川慶喜との出会い▽幕府の使節として渡欧しパリ万博を見学▽静岡藩士として日本初の株式会社「商法会所」を開設した手腕が認められ、明治政府にヘッドハンティングされる－など、長い生涯の中でターニングポイントとなった出来事を徹底解説した。
　岡村さんは埼玉県立文書館や静岡市文化財課を経て、２０２１年から豊橋市図書館に勤務。同年に放映された「青天を衝け」では27～28話で時代考証に協力した。
　【林大二朗】