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豊橋・駒屋で美濃和紙の灯り展開幕

カテゴリー:イベント

美濃和紙の灯りを披露した木村さん夫妻=商家「駒屋」で
美濃和紙の灯りを披露した木村さん夫妻=商家「駒屋」で
和紙を使った照明などが並ぶ
和紙を使った照明などが並ぶ

豊橋市の商家「駒屋」で、市内の木村義郎さん(74)、さえ子さん(72)夫妻の作品展「美濃和紙で飾る灯(あか)り展」が始まった。28日まで。
 義郎さんは各地の和紙を見学に行くほどの和紙好き。1994年頃、美濃和紙職人と知り合い、仕事の傍ら美濃に通って原料づくりや紙漉(す)きを20年間学んだ。小原の工芸和紙や一閑張りなども勉強、さえ子さんは蒲郡で手織りも学び作品に生かしている。
 「美濃和紙あかりアート展」「愛・地球博」「くらふとフェア蒲郡」に出展を重ねたが、家庭の事業でしばらく活動を休んでいた。駒屋でも作品を飾ったことがある縁で、今月27日の「灯籠で飾ろう二川宿」に合わせた展示が決まった。
 今回、和紙の灯り9点を中心に、和紙と染めた糸などで織った布を配したつい立て、一閑張りの器や花瓶、小原和紙工芸和のタペストリー、薄美濃紙を染めて作ったドレスなどを展示した。
 義郎さんが漉いた紙や集めた和紙を使用。籐(とう)をくるくると巻いて和紙を貼ったユニークな灯り、色の電球を仕込んだカラフルなツリー型、細長い和紙をねじりながら巻き付けた型を組み合わせた灯りなどが並ぶ。灯りそのものの形はもちろん、壁に映る濃淡の影も味わい深い。「光の柔らかさや温もりなど、洋紙とは違う和紙の魅力を感じてほしい。今後も勉強しながら作りたいものを作っていきたい」と2人は話す。
【田中博子】

豊橋市の商家「駒屋」で、市内の木村義郎さん(74)、さえ子さん(72)夫妻の作品展「美濃和紙で飾る灯(あか)り展」が始まった。28日まで。
 義郎さんは各地の和紙を見学に行くほどの和紙好き。1994年頃、美濃和紙職人と知り合い、仕事の傍ら美濃に通って原料づくりや紙漉(す)きを20年間学んだ。小原の工芸和紙や一閑張りなども勉強、さえ子さんは蒲郡で手織りも学び作品に生かしている。
 「美濃和紙あかりアート展」「愛・地球博」「くらふとフェア蒲郡」に出展を重ねたが、家庭の事業でしばらく活動を休んでいた。駒屋でも作品を飾ったことがある縁で、今月27日の「灯籠で飾ろう二川宿」に合わせた展示が決まった。
 今回、和紙の灯り9点を中心に、和紙と染めた糸などで織った布を配したつい立て、一閑張りの器や花瓶、小原和紙工芸和のタペストリー、薄美濃紙を染めて作ったドレスなどを展示した。
 義郎さんが漉いた紙や集めた和紙を使用。籐(とう)をくるくると巻いて和紙を貼ったユニークな灯り、色の電球を仕込んだカラフルなツリー型、細長い和紙をねじりながら巻き付けた型を組み合わせた灯りなどが並ぶ。灯りそのものの形はもちろん、壁に映る濃淡の影も味わい深い。「光の柔らかさや温もりなど、洋紙とは違う和紙の魅力を感じてほしい。今後も勉強しながら作りたいものを作っていきたい」と2人は話す。
【田中博子】

美濃和紙の灯りを披露した木村さん夫妻=商家「駒屋」で
美濃和紙の灯りを披露した木村さん夫妻=商家「駒屋」で
和紙を使った照明などが並ぶ
和紙を使った照明などが並ぶ

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