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県など豊橋の紅久商店を見学

本社工場の設備を見学する参加者=紅久商店で
本社工場の設備を見学する参加者=紅久商店で

 県などは24日、環境ビジネスの先導的な取り組みを紹介する現地見学会を東三河で開き、県内の参加者33人が県の「2017愛知環境賞」銀賞を受賞した金属原料リサイクル業の紅久商店本社(豊橋市神野新田町)を訪れた。
 見学会は、環境負荷低減活動に関する研究などをしている企業、団体でつくる環境パートナーシップ・CLUB(略称EPOC)と共同で実施し、年5回開催している「循環ビジネス創出会議」の一環。
 紅久商店は、小型家電や、鉄スクラップ切断加工工程で発生する混合廃棄物(ギロチンダスト)から、プラスチックと金属をほぼ完全に分離できる業界初の乾式ラインを開発し、本社工場で稼働させている。
 システムは独自仕様に改善して導入し、プラスチックの混入をほぼゼロにした金銀滓(かす)や、金属の混入をほぼゼロにしたプラスチックの回収を実現。ギロチンダストからも鉄くず、非鉄金属くずなどの有用金属をほぼ100%回収できるようになった上、最終処分量を削減できた。環境負荷の発生を抑えながらリサイクル率を向上させるなどで、県の同賞銀賞を受賞。参加者は、担当者から説明を聞き、本社工場の設備を見学した。
 同社は、東京五輪・パラリンピックのメダルを作る「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」にも協力。担当者は「社会貢献の一環で参加している」と話した。
 回収している小型家電は、2015(平成27)年度で1200㌧集め、金4㌔、銀32㌔などを取り出している。
 また、参加者は、豊川浄化センター(豊橋市新西浜町)の下水汚泥を活用したバイオガス発電を見学した。
(中村晋也)

 県などは24日、環境ビジネスの先導的な取り組みを紹介する現地見学会を東三河で開き、県内の参加者33人が県の「2017愛知環境賞」銀賞を受賞した金属原料リサイクル業の紅久商店本社(豊橋市神野新田町)を訪れた。
 見学会は、環境負荷低減活動に関する研究などをしている企業、団体でつくる環境パートナーシップ・CLUB(略称EPOC)と共同で実施し、年5回開催している「循環ビジネス創出会議」の一環。
 紅久商店は、小型家電や、鉄スクラップ切断加工工程で発生する混合廃棄物(ギロチンダスト)から、プラスチックと金属をほぼ完全に分離できる業界初の乾式ラインを開発し、本社工場で稼働させている。
 システムは独自仕様に改善して導入し、プラスチックの混入をほぼゼロにした金銀滓(かす)や、金属の混入をほぼゼロにしたプラスチックの回収を実現。ギロチンダストからも鉄くず、非鉄金属くずなどの有用金属をほぼ100%回収できるようになった上、最終処分量を削減できた。環境負荷の発生を抑えながらリサイクル率を向上させるなどで、県の同賞銀賞を受賞。参加者は、担当者から説明を聞き、本社工場の設備を見学した。
 同社は、東京五輪・パラリンピックのメダルを作る「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」にも協力。担当者は「社会貢献の一環で参加している」と話した。
 回収している小型家電は、2015(平成27)年度で1200㌧集め、金4㌔、銀32㌔などを取り出している。
 また、参加者は、豊川浄化センター(豊橋市新西浜町)の下水汚泥を活用したバイオガス発電を見学した。
(中村晋也)

本社工場の設備を見学する参加者=紅久商店で
本社工場の設備を見学する参加者=紅久商店で

カテゴリー:社会・経済

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