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「ガリガリ君」の赤城乳業監査役・鈴木氏迎えセミナー

商品開発などについて話す鈴木氏=豊橋商工会議所で
商品開発などについて話す鈴木氏=豊橋商工会議所で

 豊橋信用金庫(山口進理事長)の「とよしん次世代経営者の会『元気塾』」のセミナーが23日、豊橋商工会議所で開かれ、氷菓「ガリガリ君」を開発した赤城乳業(埼玉県)の監査役・鈴木政次氏が講演した。
 経営者ら約200人が参加。鈴木氏はメインセミナーの講師を務め、「ガリガリ君 誕生の物語と小さくても強い会社の創り方」を演題にガリガリ君の誕生、商品開発の進め方などについて話した。
 「生み出した商品はリニューアルして、お客さんを飽きさせないようにしないといけない」などと商品開発について説明。ガリガリ君誕生の背景には、1966(昭和41)年に大ヒットしたかき氷カップ「赤城しぐれ」を時代の変化に対応させる必要があり、「遊びに夢中の子どもが片手で食べられるアイス」の開発を始め、「おいしい」「デカイ」「安い」「当たり付」をテーマに考えたという。
 ガリガリ君も発売後リニューアルをしており、「お客さんの声を間接ではなく、直接聞く。(主にアイスを買う)女性の声を聞いた。困った時は第3者の意見を聞く」と助言した。
 ヒット商品をつくるポイントとして「過去を否定する」「お客さまを驚かせる」など七つを挙げ、その一つ「情報が集まる自分になる」に関しては部下の声に耳を傾けることを勧めた。
 小さくても強い会社にするには「まずは個人を成長させる。そのためには情報を流す」と強調。経営者が方針を示し、「社長や社員の考え、業務全体のみえる化」も呼び掛けた。
 最後に「逆境は人を鍛え、成功は人に自信を持たせる。小さな成功でいい。積み重ねれば大きくなる」と話した。
(中村晋也)

 豊橋信用金庫(山口進理事長)の「とよしん次世代経営者の会『元気塾』」のセミナーが23日、豊橋商工会議所で開かれ、氷菓「ガリガリ君」を開発した赤城乳業(埼玉県)の監査役・鈴木政次氏が講演した。
 経営者ら約200人が参加。鈴木氏はメインセミナーの講師を務め、「ガリガリ君 誕生の物語と小さくても強い会社の創り方」を演題にガリガリ君の誕生、商品開発の進め方などについて話した。
 「生み出した商品はリニューアルして、お客さんを飽きさせないようにしないといけない」などと商品開発について説明。ガリガリ君誕生の背景には、1966(昭和41)年に大ヒットしたかき氷カップ「赤城しぐれ」を時代の変化に対応させる必要があり、「遊びに夢中の子どもが片手で食べられるアイス」の開発を始め、「おいしい」「デカイ」「安い」「当たり付」をテーマに考えたという。
 ガリガリ君も発売後リニューアルをしており、「お客さんの声を間接ではなく、直接聞く。(主にアイスを買う)女性の声を聞いた。困った時は第3者の意見を聞く」と助言した。
 ヒット商品をつくるポイントとして「過去を否定する」「お客さまを驚かせる」など七つを挙げ、その一つ「情報が集まる自分になる」に関しては部下の声に耳を傾けることを勧めた。
 小さくても強い会社にするには「まずは個人を成長させる。そのためには情報を流す」と強調。経営者が方針を示し、「社長や社員の考え、業務全体のみえる化」も呼び掛けた。
 最後に「逆境は人を鍛え、成功は人に自信を持たせる。小さな成功でいい。積み重ねれば大きくなる」と話した。
(中村晋也)

商品開発などについて話す鈴木氏=豊橋商工会議所で
商品開発などについて話す鈴木氏=豊橋商工会議所で

カテゴリー:社会・経済

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