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雨の田原祭り

防水カバーを施した姿で集結した「からくり山車」=田原まつり会館前で
防水カバーを施した姿で集結した「からくり山車」=田原まつり会館前で

 渥美半島に初秋の訪れを告げる「田原祭り」が16日、田原市街地の新町、萱町、本町、巴江、衣笠の5地区を舞台に2日間の日程で開幕した。
 台風接近により、あいにくの雨模様となったが、初日の呼び物である市有形民俗文化財指定の豪華絢爛(けんらん)な「からくり山車」は透明の特注防水カバーを施した姿で定刻通り出動し、にぎやかに通りを巡った。
 通常なら、山車が乗せるからくり人形が御囃子(おはやし)隊の音色に合わせて軽妙な動きを見せるなど、観客を楽しませるが、この日は防水カバーで山車本体が見えにくく、人形の動きも鳴りを潜める格好になった。祭りの参加者や関係者によると、防水カバーをした状態でからくり山車が出発する姿はほとんど見たことがないという。
 それでも、祭りの参加者たちはカッパを着たり、傘をさしたり、ずぶ濡れになりながらも威勢よく掛け声を上げ、祭りを盛り上げていた。
 本町の山車を先頭で引っ張り、舵取りをした伊藤竜夫さん(54)は降雨での引き回しについて「足元が滑るのでマンホールの上などは注意が必要」としながらも、地面が濡れているため「車輪は滑りやすい」と山車の向きを切り替える際は乾いた路面状況よりも都合がいいと話した。
(千葉敬也)

 渥美半島に初秋の訪れを告げる「田原祭り」が16日、田原市街地の新町、萱町、本町、巴江、衣笠の5地区を舞台に2日間の日程で開幕した。
 台風接近により、あいにくの雨模様となったが、初日の呼び物である市有形民俗文化財指定の豪華絢爛(けんらん)な「からくり山車」は透明の特注防水カバーを施した姿で定刻通り出動し、にぎやかに通りを巡った。
 通常なら、山車が乗せるからくり人形が御囃子(おはやし)隊の音色に合わせて軽妙な動きを見せるなど、観客を楽しませるが、この日は防水カバーで山車本体が見えにくく、人形の動きも鳴りを潜める格好になった。祭りの参加者や関係者によると、防水カバーをした状態でからくり山車が出発する姿はほとんど見たことがないという。
 それでも、祭りの参加者たちはカッパを着たり、傘をさしたり、ずぶ濡れになりながらも威勢よく掛け声を上げ、祭りを盛り上げていた。
 本町の山車を先頭で引っ張り、舵取りをした伊藤竜夫さん(54)は降雨での引き回しについて「足元が滑るのでマンホールの上などは注意が必要」としながらも、地面が濡れているため「車輪は滑りやすい」と山車の向きを切り替える際は乾いた路面状況よりも都合がいいと話した。
(千葉敬也)

防水カバーを施した姿で集結した「からくり山車」=田原まつり会館前で
防水カバーを施した姿で集結した「からくり山車」=田原まつり会館前で

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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