アジアゾウ「マーラ」のお別れ会
先月13日に急死した豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の雌のアジアゾウ「マーラ」とのお別れ会が誕生日の17日、園内の自然史博物館で行われた。約400人が参列し、園のアイドルとの別れを惜しんだ。
式では、佐原光一市長が「マーラと過ごした日々は、生きることの意味を考えさせられるとともに、多くの人に希望と命の大切さを教えてくれた。この経験と思い出は、私たちの胸に強く残り、これからも決して忘れることはない」と追悼。瀧川直史園長は「一つの命を慈しみ育てた5年11カ月だった。時々、マーラを思い出してあげてください」とあいさつした。
骨折後、24時間体制でマーラを見守り続けた飼育員を代表し、5年以上担当した間渕しのぶさん(29)が言葉を詰まらせながら別れの言葉を述べた。
来賓を代表し、マーラの母親アーシャーの故郷・上野動物園(東京都)の園長が別れの言葉を述べたほか、地元の二川東保育園と二川幼稚園の園児、私立桜丘高校3年桝井美琴さん、参列者らが天国のマーラへ歌を届けた。
会場には、生後間もない赤ちゃんの時や元気に獣舎を歩く姿、懸命にリハビリに励む様子をパネルで展示。参列者は生前のマーラに思いをはせ、次々と献花し、祭壇は花であふれた。
この日は、マーラの獣舎を公開。お気に入りのハーモニカやタンバリン、再び歩くことを目指し懸命に泳いでいたプールなどを展示したほか、リハビリに励むマーラの姿を動画で上映した。18日も、午前9時半から午後4時まで行う。
マーラは2011(平成23)年9月17日、ダーナ(雄)とアーシャー(雌)の間に誕生。生後しばらくして前脚の骨折が見つかり、寝たきりとなった。再び自力で立つことを目指し、プールでリハビリに取り組んでいたが、8月13日に腸ねん転により、5歳11カ月で死んだ。
(飯塚雪)
先月13日に急死した豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の雌のアジアゾウ「マーラ」とのお別れ会が誕生日の17日、園内の自然史博物館で行われた。約400人が参列し、園のアイドルとの別れを惜しんだ。
式では、佐原光一市長が「マーラと過ごした日々は、生きることの意味を考えさせられるとともに、多くの人に希望と命の大切さを教えてくれた。この経験と思い出は、私たちの胸に強く残り、これからも決して忘れることはない」と追悼。瀧川直史園長は「一つの命を慈しみ育てた5年11カ月だった。時々、マーラを思い出してあげてください」とあいさつした。
骨折後、24時間体制でマーラを見守り続けた飼育員を代表し、5年以上担当した間渕しのぶさん(29)が言葉を詰まらせながら別れの言葉を述べた。
来賓を代表し、マーラの母親アーシャーの故郷・上野動物園(東京都)の園長が別れの言葉を述べたほか、地元の二川東保育園と二川幼稚園の園児、私立桜丘高校3年桝井美琴さん、参列者らが天国のマーラへ歌を届けた。
会場には、生後間もない赤ちゃんの時や元気に獣舎を歩く姿、懸命にリハビリに励む様子をパネルで展示。参列者は生前のマーラに思いをはせ、次々と献花し、祭壇は花であふれた。
この日は、マーラの獣舎を公開。お気に入りのハーモニカやタンバリン、再び歩くことを目指し懸命に泳いでいたプールなどを展示したほか、リハビリに励むマーラの姿を動画で上映した。18日も、午前9時半から午後4時まで行う。
マーラは2011(平成23)年9月17日、ダーナ(雄)とアーシャー(雌)の間に誕生。生後しばらくして前脚の骨折が見つかり、寝たきりとなった。再び自力で立つことを目指し、プールでリハビリに取り組んでいたが、8月13日に腸ねん転により、5歳11カ月で死んだ。
(飯塚雪)