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「赤坂の舞台」に小屋掛け

竹を格子状に組んで完成した小屋掛けの屋根=杉森八幡社で
竹を格子状に組んで完成した小屋掛けの屋根=杉森八幡社で

台風接近で延期も無事にドーム状の屋根が完成

 豊川市赤坂町の杉森八幡社境内にある市指定民俗文化財「赤坂の舞台」で、今年も10月1日に予定する伝統芸能公演に向けた小屋掛け作業が行われた。
 舞台前の屋外に特設観客席をつくる小屋掛け作業は、地元の氏子らでなる「小屋掛けの会」の50人をはじめ、音羽地区や御油、国府町などの有志ら総勢300人が参加した。
 16日に予定されていた屋根の竹組みは台風18号の接近により延期となったが、2日遅れで18日に行われた。重機も用いられ、立てられた丸太や柱を荒縄で固定し、8月に確保していた100本以上の長い竹を格子状に組み、全国的にも珍しいドーム状の屋根に完成させた。
 23日には屋根へのブルーシート張りや、高さ3㍍の桟敷の板張りが行われる予定で、約400人が座って観覧できる小屋掛けの準備が整う。
 芝居小屋は明治5年に建てられ、農村歌舞伎が行われていたが、1960年ごろに中断。地元住民らの働きかけで10年ほど前から本格的に再開した。赤坂の舞台内部では、人力で動かす皿回り式回り舞台や、江戸時代に盛んに行われた人形浄瑠璃の道具なども保存されている。
 来月1日の公演(午後0時半開演)では、金沢歌舞伎によるメイン演目の他、一宮南部小学校歌舞伎クラブや赤坂小児童による発表もある。
(由本裕貴)

台風接近で延期も無事にドーム状の屋根が完成

 豊川市赤坂町の杉森八幡社境内にある市指定民俗文化財「赤坂の舞台」で、今年も10月1日に予定する伝統芸能公演に向けた小屋掛け作業が行われた。
 舞台前の屋外に特設観客席をつくる小屋掛け作業は、地元の氏子らでなる「小屋掛けの会」の50人をはじめ、音羽地区や御油、国府町などの有志ら総勢300人が参加した。
 16日に予定されていた屋根の竹組みは台風18号の接近により延期となったが、2日遅れで18日に行われた。重機も用いられ、立てられた丸太や柱を荒縄で固定し、8月に確保していた100本以上の長い竹を格子状に組み、全国的にも珍しいドーム状の屋根に完成させた。
 23日には屋根へのブルーシート張りや、高さ3㍍の桟敷の板張りが行われる予定で、約400人が座って観覧できる小屋掛けの準備が整う。
 芝居小屋は明治5年に建てられ、農村歌舞伎が行われていたが、1960年ごろに中断。地元住民らの働きかけで10年ほど前から本格的に再開した。赤坂の舞台内部では、人力で動かす皿回り式回り舞台や、江戸時代に盛んに行われた人形浄瑠璃の道具なども保存されている。
 来月1日の公演(午後0時半開演)では、金沢歌舞伎によるメイン演目の他、一宮南部小学校歌舞伎クラブや赤坂小児童による発表もある。
(由本裕貴)

竹を格子状に組んで完成した小屋掛けの屋根=杉森八幡社で
竹を格子状に組んで完成した小屋掛けの屋根=杉森八幡社で

カテゴリー:地域・教育

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