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豊橋美博で「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展

“そっくり”の魅力を紹介する展示会場=豊橋市美術博物館で
“そっくり”の魅力を紹介する展示会場=豊橋市美術博物館で
観る人を引き込む立体作品も=同
観る人を引き込む立体作品も=同

 本物そっくりの美術品を展示する「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展が30日、豊橋市美術博物館で開幕した。明治から平成までの写実作品約80点を展示、“リアル”を追求した作品が来場者のため息を誘っている。
 明治期の超絶工芸から、大正リアリズム、フォトリアリズム、立体造形、映像まで、観る人を“魔力”のように引きつける、さまざまな形の写実作品を展示。迫力ある写実作品を並べることで、“写し取る”ことの意味やそれらをもとめる根源的な意識を探る試みでもある。
 会場では、人物、静物を本物かと見紛うほどに迫真に写し描いた絵画をはじめ、果物などを象牙で表現した作品、ジオラマを大きなスクリーンに投影した作品など幅広い作風の逸品を紹介。豊橋ゆかりの作家・野田弘志氏の「きもの」などの作品も並んでいる。前日の29日には関係者約100人が出席して開場式と内覧会が開かれ、出展作家の伊藤隆介さんによる作品解説も行われた。
 同展は11月12日まで開催(月曜休館。9日は開館し、10日休館)。期間中の8、29、11月4日には同館学芸員によるギャラリートーク、14日には佐藤雅晴氏によるアーティスト・トークを実施する。同展観覧料は一般・大学生1000円、小中高生400円。
(田中博子)

 本物そっくりの美術品を展示する「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展が30日、豊橋市美術博物館で開幕した。明治から平成までの写実作品約80点を展示、“リアル”を追求した作品が来場者のため息を誘っている。
 明治期の超絶工芸から、大正リアリズム、フォトリアリズム、立体造形、映像まで、観る人を“魔力”のように引きつける、さまざまな形の写実作品を展示。迫力ある写実作品を並べることで、“写し取る”ことの意味やそれらをもとめる根源的な意識を探る試みでもある。
 会場では、人物、静物を本物かと見紛うほどに迫真に写し描いた絵画をはじめ、果物などを象牙で表現した作品、ジオラマを大きなスクリーンに投影した作品など幅広い作風の逸品を紹介。豊橋ゆかりの作家・野田弘志氏の「きもの」などの作品も並んでいる。前日の29日には関係者約100人が出席して開場式と内覧会が開かれ、出展作家の伊藤隆介さんによる作品解説も行われた。
 同展は11月12日まで開催(月曜休館。9日は開館し、10日休館)。期間中の8、29、11月4日には同館学芸員によるギャラリートーク、14日には佐藤雅晴氏によるアーティスト・トークを実施する。同展観覧料は一般・大学生1000円、小中高生400円。
(田中博子)

“そっくり”の魅力を紹介する展示会場=豊橋市美術博物館で
“そっくり”の魅力を紹介する展示会場=豊橋市美術博物館で
観る人を引き込む立体作品も=同
観る人を引き込む立体作品も=同

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