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豊橋で丸山薫賞贈呈式

佐原市長と賞状を手にする井川さん=ホテルアソシア豊橋で
佐原市長と賞状を手にする井川さん=ホテルアソシア豊橋で

 豊橋市などは20日、同市花田町のホテルアソシア豊橋で優れた現代詩集に贈る「第24回丸山薫賞」の贈呈式を開き、詩集「夢去りぬ」で受賞した井川博年さん(76)=東京都在住=をたたえた。
 佐原光一市長は「丸山薫先生の力添えをいただきながら、文化のあふれる素晴らしいまちにしていきたい」とあいさつ。井川さんに賞状、盾などを手渡した。
 松江市出身の井川さんは、船が身近にあり、高校時代は造船科で学んだ自分と照らし合わせながら「幼年期を松江市で過ごした丸山薫は、海と船を扱った唯一の詩人。丸山薫の世界が身近だった。自分の詩を振り返ったが、かなり深いところで影響を受け、心の古里の先生で心の支えになっている」と述べた。自身の代表作「明るい帰郷者」も朗読した。
 選考委員の菊田守さんは、井川さんの詩を紹介しながら「魅力がたっぷり詰まった詩集」と受賞作をたたえた。
 今回は188冊が選考対象となり、9月1日、過去の受賞者や詩人の5人が選考した。
 井川さんは高校時代から詩を書き始め、丸山薫の詩が好きだったという。30代から建築設備設計事務所を経営。22歳で詩集「見捨てたもの」を刊行し、「そして、船は行く」(第2回山本健吉文学賞)などがある。「夢去りぬ」は豊橋市中央図書館で貸し出し、閲覧できる。
 丸山薫賞は、昭和詩壇を代表する詩人の1人で豊橋市ゆかりの丸山薫の業績を顕彰するため、没後20年の1994(平成6)年に制定された。
(中村晋也)

 豊橋市などは20日、同市花田町のホテルアソシア豊橋で優れた現代詩集に贈る「第24回丸山薫賞」の贈呈式を開き、詩集「夢去りぬ」で受賞した井川博年さん(76)=東京都在住=をたたえた。
 佐原光一市長は「丸山薫先生の力添えをいただきながら、文化のあふれる素晴らしいまちにしていきたい」とあいさつ。井川さんに賞状、盾などを手渡した。
 松江市出身の井川さんは、船が身近にあり、高校時代は造船科で学んだ自分と照らし合わせながら「幼年期を松江市で過ごした丸山薫は、海と船を扱った唯一の詩人。丸山薫の世界が身近だった。自分の詩を振り返ったが、かなり深いところで影響を受け、心の古里の先生で心の支えになっている」と述べた。自身の代表作「明るい帰郷者」も朗読した。
 選考委員の菊田守さんは、井川さんの詩を紹介しながら「魅力がたっぷり詰まった詩集」と受賞作をたたえた。
 今回は188冊が選考対象となり、9月1日、過去の受賞者や詩人の5人が選考した。
 井川さんは高校時代から詩を書き始め、丸山薫の詩が好きだったという。30代から建築設備設計事務所を経営。22歳で詩集「見捨てたもの」を刊行し、「そして、船は行く」(第2回山本健吉文学賞)などがある。「夢去りぬ」は豊橋市中央図書館で貸し出し、閲覧できる。
 丸山薫賞は、昭和詩壇を代表する詩人の1人で豊橋市ゆかりの丸山薫の業績を顕彰するため、没後20年の1994(平成6)年に制定された。
(中村晋也)

佐原市長と賞状を手にする井川さん=ホテルアソシア豊橋で
佐原市長と賞状を手にする井川さん=ホテルアソシア豊橋で

カテゴリー:社会・経済

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