文字の大きさ

豊川市が子どもの生活実態調査

全ての子どもが元気に楽しく学校の授業を受けられる環境が求められる
全ての子どもが元気に楽しく学校の授業を受けられる環境が求められる

県の調査と踏まえて結果を公表

 豊川市は今年、子育てに関する市民のニーズや子どもの生活実態を把握する調査を初めて行った。県の調査と踏まえて、このほど結果を公表し、子どもの貧困率は全国平均を半分以上下回る5・2%だった。
 調査は今年2月7日から20日まで、小学1、5年生、中学2年生の一部の児童・生徒らを対象に実施。健康状態や生活習慣、家族・地域との関わりや勉強、保護者の就労状況などで質問しており、回収率は63・9%だった。
 家族の人数や世帯の収入などから算出した子どもの貧困率は5・2%で、全国平均の13・9%や県平均の5・9%を下回った。また、市が市民一人当たりの手取り額から算出した貧困線(137・5万円)から算出すると7・2%で、これも県9・0%や東三河南部10・5%を下回った。
 一方で、現在の暮らし向きが「大変苦しい」「やや苦しい」と答えた子どもは小1が30・9%、小5が28・4%、中2が37・6%で、いずれも3割前後を記録した。無料学習塾に参加したい児童は小1が66・9%、小5が64・2%、中2が59・9%。NPO法人が運営する子ども食堂への参加意向は小1が31・5%、小5が29・2%、中2が27・3%だった。
 就寝時間は、小5が午後9~10時が53・2%に比べ、中2は午後10~午前0時が76・4%。朝食は、小5で親と食べるのは60・5%だが、中2は一人で食べるのは45%に上った。また、学校生活を楽しみに感じる子どもは中2に比べて小5が多く、「授業が楽しみ」と答えた子は小学生が50・9%、中学生が34・7%となった。
 これらの結果を踏まえ、市は「関係各課と情報を共有して課題を抽出し、子どもの健全育成やっ保護者の子育てを支援する施策の検討を進める」としている。
(由本裕貴)

県の調査と踏まえて結果を公表

 豊川市は今年、子育てに関する市民のニーズや子どもの生活実態を把握する調査を初めて行った。県の調査と踏まえて、このほど結果を公表し、子どもの貧困率は全国平均を半分以上下回る5・2%だった。
 調査は今年2月7日から20日まで、小学1、5年生、中学2年生の一部の児童・生徒らを対象に実施。健康状態や生活習慣、家族・地域との関わりや勉強、保護者の就労状況などで質問しており、回収率は63・9%だった。
 家族の人数や世帯の収入などから算出した子どもの貧困率は5・2%で、全国平均の13・9%や県平均の5・9%を下回った。また、市が市民一人当たりの手取り額から算出した貧困線(137・5万円)から算出すると7・2%で、これも県9・0%や東三河南部10・5%を下回った。
 一方で、現在の暮らし向きが「大変苦しい」「やや苦しい」と答えた子どもは小1が30・9%、小5が28・4%、中2が37・6%で、いずれも3割前後を記録した。無料学習塾に参加したい児童は小1が66・9%、小5が64・2%、中2が59・9%。NPO法人が運営する子ども食堂への参加意向は小1が31・5%、小5が29・2%、中2が27・3%だった。
 就寝時間は、小5が午後9~10時が53・2%に比べ、中2は午後10~午前0時が76・4%。朝食は、小5で親と食べるのは60・5%だが、中2は一人で食べるのは45%に上った。また、学校生活を楽しみに感じる子どもは中2に比べて小5が多く、「授業が楽しみ」と答えた子は小学生が50・9%、中学生が34・7%となった。
 これらの結果を踏まえ、市は「関係各課と情報を共有して課題を抽出し、子どもの健全育成やっ保護者の子育てを支援する施策の検討を進める」としている。
(由本裕貴)

全ての子どもが元気に楽しく学校の授業を受けられる環境が求められる
全ての子どもが元気に楽しく学校の授業を受けられる環境が求められる

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR