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技能五輪建築大工部門に榊原さん出場

大会に向けた最終特訓で図面を引く榊原さん=東三河高技専で
大会に向けた最終特訓で図面を引く榊原さん=東三河高技専で

 あす24日に栃木県で開幕する厚労省主催「第55回技能五輪全国大会」建築大工部門に、戸田工務店(新城市)の榊原ほの香さん(21)が県代表の一人として出場する。母校の東三河高等技術専門校(豊川市一宮市)で22日、最終訓練を終えた。
 榊原さんは卒業前の1月に県大会で好成績を収め、全国出場を決めた。9月から母校に通い、主任専門員・加納洋和さんの指導で特訓を積んだ。
 大会では2日間合わせて12時間内に、四方転びと隅木を組み合わせた「柱建て小屋組」を完成させる。最初に図面を引き、加工のために木材に印を付ける隅付け、木削り、加工、組み立ての手順で行い、寸法や接続部分の正確さが求められる。
 4月から働く戸田工務店では主に手道具を扱う使う機会が多く、かんなやのこぎり、のみを使う技術は日々向上している。「木削りや加工が苦手」と苦笑するが、最初は1日近くかかった図面作成は1時間で仕上げるようになり、2度の模擬試験は制限時間内に完成。「最初の図面を早く仕上げて、他に時間をかけたい」と作戦を明かした。
 大工職人は高齢化が顕著で、若手の後継者が少ない中、榊原さんは有望な女性大工として期待される。「細かい作業も多いので、仕事に生かせられる大会にしたい」と意気込む。
 建築大工には全国の精鋭95人が出場。そのうち女性は榊原さんを含めて4人。
(由本裕貴)

 あす24日に栃木県で開幕する厚労省主催「第55回技能五輪全国大会」建築大工部門に、戸田工務店(新城市)の榊原ほの香さん(21)が県代表の一人として出場する。母校の東三河高等技術専門校(豊川市一宮市)で22日、最終訓練を終えた。
 榊原さんは卒業前の1月に県大会で好成績を収め、全国出場を決めた。9月から母校に通い、主任専門員・加納洋和さんの指導で特訓を積んだ。
 大会では2日間合わせて12時間内に、四方転びと隅木を組み合わせた「柱建て小屋組」を完成させる。最初に図面を引き、加工のために木材に印を付ける隅付け、木削り、加工、組み立ての手順で行い、寸法や接続部分の正確さが求められる。
 4月から働く戸田工務店では主に手道具を扱う使う機会が多く、かんなやのこぎり、のみを使う技術は日々向上している。「木削りや加工が苦手」と苦笑するが、最初は1日近くかかった図面作成は1時間で仕上げるようになり、2度の模擬試験は制限時間内に完成。「最初の図面を早く仕上げて、他に時間をかけたい」と作戦を明かした。
 大工職人は高齢化が顕著で、若手の後継者が少ない中、榊原さんは有望な女性大工として期待される。「細かい作業も多いので、仕事に生かせられる大会にしたい」と意気込む。
 建築大工には全国の精鋭95人が出場。そのうち女性は榊原さんを含めて4人。
(由本裕貴)

大会に向けた最終特訓で図面を引く榊原さん=東三河高技専で
大会に向けた最終特訓で図面を引く榊原さん=東三河高技専で

カテゴリー:社会・経済

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