蒲郡の体育館建て替えへ
蒲郡市議会12月定例会の文教委員会は13日開かれた。市教育委員会は新体育館の建設場所について「現体育センター敷地」と「ボートレース蒲郡南東駐車場敷地」の2カ所で比較検討を依頼していた業者から「工事工程や周辺環境への影響、防災面など総合的に判断し、レース場南東駐車場が適している」と総括を受けたことを明らかにした。
体育館は同市緑町で1968(昭和43)年に供用開始。市は大型の教育施設の中でも老朽化が進むほか、耐震性が低かったため、建て替えの方針を立てた。昨年度には市民を交えた「新体育館検討会議」を立ち上げて建設候補地を「レース場南東駐車場」と「現体育センター敷地内」の2案としていた。今年度は入札を経て設計業者に比較調査を依頼していた。
調査は駐車場など利用しやすさ▽周辺環境▽建設中の体育館利用▽概算建設費▽交通アクセス▽防災-など9項目で行われた。
結果ではレース場南東駐車場の工事工程がかからない▽駐車場や小学校や住宅など周辺環境へ影響が少ない▽建物配置や駐車場を含むレイアウトに自由度があるとした。
防災面ではレース場南東駐車場の場合は液状化が発生する可能性が高いが、「地震規模による液状化の度合いが異なることなどから事後の早期復旧対応に備えることの方が合理的と考える。駐車場に隣接の県道が第1次緊急輸送道路で現在地が防災面の優位性があるとは言えない」と結論づけた。
井澤勝明副市長は「建設地は今後考えていきたい」と話した。市教委は来年度予算案に基本設計委託費を計上することも明らかにした。
委員からはボートレース場来場者の中に粗暴者も考えられ、最寄り駅となるJR三河塩津駅との道中への治安を不安視する住民もいるという質問もあった。
(安藤聡)
蒲郡市議会12月定例会の文教委員会は13日開かれた。市教育委員会は新体育館の建設場所について「現体育センター敷地」と「ボートレース蒲郡南東駐車場敷地」の2カ所で比較検討を依頼していた業者から「工事工程や周辺環境への影響、防災面など総合的に判断し、レース場南東駐車場が適している」と総括を受けたことを明らかにした。
体育館は同市緑町で1968(昭和43)年に供用開始。市は大型の教育施設の中でも老朽化が進むほか、耐震性が低かったため、建て替えの方針を立てた。昨年度には市民を交えた「新体育館検討会議」を立ち上げて建設候補地を「レース場南東駐車場」と「現体育センター敷地内」の2案としていた。今年度は入札を経て設計業者に比較調査を依頼していた。
調査は駐車場など利用しやすさ▽周辺環境▽建設中の体育館利用▽概算建設費▽交通アクセス▽防災-など9項目で行われた。
結果ではレース場南東駐車場の工事工程がかからない▽駐車場や小学校や住宅など周辺環境へ影響が少ない▽建物配置や駐車場を含むレイアウトに自由度があるとした。
防災面ではレース場南東駐車場の場合は液状化が発生する可能性が高いが、「地震規模による液状化の度合いが異なることなどから事後の早期復旧対応に備えることの方が合理的と考える。駐車場に隣接の県道が第1次緊急輸送道路で現在地が防災面の優位性があるとは言えない」と結論づけた。
井澤勝明副市長は「建設地は今後考えていきたい」と話した。市教委は来年度予算案に基本設計委託費を計上することも明らかにした。
委員からはボートレース場来場者の中に粗暴者も考えられ、最寄り駅となるJR三河塩津駅との道中への治安を不安視する住民もいるという質問もあった。
(安藤聡)