小原和紙工芸の第一人者 山内さんを「囲む会」
小原和紙工芸の第一人者で工芸美術「日工会」名誉代表の山内一生さん(88)=豊田市在住=を「囲む会」が22日夜、豊橋市藤沢町のロワジールホテル豊橋で開かれた。新春恒例の集いで、米寿を迎えてもなお創作活動に意欲的な山内さんを中心に40人が楽しいひと時を過ごした。
会場には金と銀色を使って2輪のバラを描いた近作「バラ」と、今年の干支を題材とした色紙額「戊戌(つちのえいぬ)」が飾られた。参加者はこの山内作品を鑑賞しながら懇談した。
あいさつに立った山内さんは「近作の『バラ』は我ながら良くできている作品だと思っている。毎年開いてもらっているこの会に来年も出席できるように健康に気をつけ、精進していく」と述べた。
発起人の彦坂守・オーテック相談役は「今年は山内先生が豊田市の名誉市民に推挙されるという非常におめでたい年だ。先生を中心にゆっくり歓談しよう」と呼びかけ、出席した佐原光一・豊橋市長は「今夜は毎年みなさんが楽しみにしている会。先生と会話を弾ませたい」とあいさつした。
福井恒雄・マルアイ会長が「皆さんがこの1年を健やかに過ごせるように」と乾杯の音頭を取って懇談に移った。
山内さんは小原和紙を美術工芸品としての芸術性を高め、今日の小原工芸和紙の基礎を築き、独創的な和紙芸術の価値を確立させた。その功績で今年3月に豊田市の名誉市民章が贈られる。
(千葉敬也)
小原和紙工芸の第一人者で工芸美術「日工会」名誉代表の山内一生さん(88)=豊田市在住=を「囲む会」が22日夜、豊橋市藤沢町のロワジールホテル豊橋で開かれた。新春恒例の集いで、米寿を迎えてもなお創作活動に意欲的な山内さんを中心に40人が楽しいひと時を過ごした。
会場には金と銀色を使って2輪のバラを描いた近作「バラ」と、今年の干支を題材とした色紙額「戊戌(つちのえいぬ)」が飾られた。参加者はこの山内作品を鑑賞しながら懇談した。
あいさつに立った山内さんは「近作の『バラ』は我ながら良くできている作品だと思っている。毎年開いてもらっているこの会に来年も出席できるように健康に気をつけ、精進していく」と述べた。
発起人の彦坂守・オーテック相談役は「今年は山内先生が豊田市の名誉市民に推挙されるという非常におめでたい年だ。先生を中心にゆっくり歓談しよう」と呼びかけ、出席した佐原光一・豊橋市長は「今夜は毎年みなさんが楽しみにしている会。先生と会話を弾ませたい」とあいさつした。
福井恒雄・マルアイ会長が「皆さんがこの1年を健やかに過ごせるように」と乾杯の音頭を取って懇談に移った。
山内さんは小原和紙を美術工芸品としての芸術性を高め、今日の小原工芸和紙の基礎を築き、独創的な和紙芸術の価値を確立させた。その功績で今年3月に豊田市の名誉市民章が贈られる。
(千葉敬也)