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蒲郡市民病院 休止していた60床を再開

2月1日から休床病床60床を再開する蒲郡市民病院
2月1日から休床病床60床を再開する蒲郡市民病院

 蒲郡市は、同市民病院(平田町、河辺義和院長)で休止していた60床を2月1日から再開する。地域包括ケア病棟の稼働などで機能分担が明確化し、病床稼働率が上がって病院の経営状況が回復傾向になってきたことを機に2008(平成20)年8月の休床から約10年ぶりに許可病床数382床で稼働する。
 同病院は医師や看護師不足により、08年に60床を休床。手術などを行う「急性期病棟」だけでなく、16年10月から一部病棟をリハビリと退院支援を提供する「地域包括ケア病棟」に転換して2病棟体制で運用を始めた。現在は患者7人に対し看護師1人以上を配置する急性期7対1病棟215床、地域包括ケア病棟107床で稼働している。
 再開後の病床数の内訳は急性期病棟267床、地域包括ケア病棟115床とする。
 同病院事務局によると、今年度開始から12月まで、急性期7対1病棟の稼働率は78・5%、また昨年10~12月の3カ月では82・4%と高い割合となり、入院による収益も上がっているという。
 同事務局では「4月から新たに人間ドックを開始して検査入院、医師の増員も見込まれるため、今後さらに病床稼働率が予想されることから再開に踏み切った」と説明している。
 病床再開は、17年3月に策定した新改革プランに沿って検討。プランは20年度までの計画とし、09年2月の「改革プラン」、14年12月の「中期経営計画」で示された病院事業を引き継いだ。
(安藤聡)

 蒲郡市は、同市民病院(平田町、河辺義和院長)で休止していた60床を2月1日から再開する。地域包括ケア病棟の稼働などで機能分担が明確化し、病床稼働率が上がって病院の経営状況が回復傾向になってきたことを機に2008(平成20)年8月の休床から約10年ぶりに許可病床数382床で稼働する。
 同病院は医師や看護師不足により、08年に60床を休床。手術などを行う「急性期病棟」だけでなく、16年10月から一部病棟をリハビリと退院支援を提供する「地域包括ケア病棟」に転換して2病棟体制で運用を始めた。現在は患者7人に対し看護師1人以上を配置する急性期7対1病棟215床、地域包括ケア病棟107床で稼働している。
 再開後の病床数の内訳は急性期病棟267床、地域包括ケア病棟115床とする。
 同病院事務局によると、今年度開始から12月まで、急性期7対1病棟の稼働率は78・5%、また昨年10~12月の3カ月では82・4%と高い割合となり、入院による収益も上がっているという。
 同事務局では「4月から新たに人間ドックを開始して検査入院、医師の増員も見込まれるため、今後さらに病床稼働率が予想されることから再開に踏み切った」と説明している。
 病床再開は、17年3月に策定した新改革プランに沿って検討。プランは20年度までの計画とし、09年2月の「改革プラン」、14年12月の「中期経営計画」で示された病院事業を引き継いだ。
(安藤聡)

2月1日から休床病床60床を再開する蒲郡市民病院
2月1日から休床病床60床を再開する蒲郡市民病院

カテゴリー:社会・経済

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