豊川市「カイゼン運動T-1グランプリ」表彰式

　豊川市は16日、市職員の業務の効率を図る目的で毎年実施する「カイゼン運動Ｔ－１グランプリ」の表彰式を行った。職員の投票により、市民部市民課の「日直の方必見！日直の戸籍届出受付音声付スライド動画」が金賞に選ばれた。
　今年度は各部から１６５件の取り組みが提案され、そのうち20件を優秀仕事カイゼン候補に選定。職員５３５人の投票で優秀賞３件を選んだ。
　最多得票の市民課窓口改善チームは、土日・祝日に日直を務める職員向けの音声付きスライド動画マニュアルを作成。出生届、婚姻届、死亡届、全体の概要の４つで、受付業務の手順を１本あたり５分の動画にまとめた。婚姻届はゆるキャラのいなりんといなりコが入籍する例で、分かりやすく要点の確認ができるように作成した。
　マニュアルは当直室のパソコンだけでなく、各課にも配布。日直の説明会でも周知した。戸籍係の天野満代係長と、住民登録係の鈴木志野さんと表彰式に出席した福田幸子課長補佐は「年末年始に日直から市民課職員への問い合わせが例年より少なかった。皆さんが興味を示してくれてうれしい」と話した。
　この他、銀賞には改良巻きホースを作成した消防本部消防署南分署のオール南分署、銅賞には領収証明書発行のシステム化で費用を削減した市民病院医事課の医療課業務グループが輝いた。
（由本裕貴）