内山総料理長が母校・新城小で特別授業

　国内外で会員制リゾートホテル事業を展開するリゾートトラスト（本社・名古屋市）の総料理長・内山敏彦さん（70）が16日、母校の新城市立新城小学校を訪れ、６年生に特別授業を行った。フランス料理の調理を実演をした内山さんは「プラス志向で情熱を絶やさず、挑戦を続けて欲しい」と児童54人にメッセージを送った。
　内山さんは新城市出身。同校を１９６０（昭和35）年に卒業後、新城中学、新城高校を経て帝国ホテルに就職してフランス料理を担当。79年に現在の会社に入社してフレンチレストランの基礎を築いた。特別授業は２００２年から毎年行っている。
　授業では内山さんはスープ「カボチャのポタージュカレー風味」、肉料理「若鶏のガランティーヌ　ジャガイモのピューレ」、デザート「イチゴのパンナコッタ」を盛りつけ実演して提供した。児童たちは「おいしい」と声を上げた。
　児童らの質問に内山さんは「中学生から料理人になりたいと思った。海外での経験も必要だが人間性も必要。多くの人たちと出会って信頼されるような人になってほしい」と伝えた。
（安藤聡）