希望を胸に巣立つ

豊橋の各種学校で卒業式

東三河看護専門学校

　東三河看護専門学校（神谷厚校長）の卒業式が７日、豊橋市羽根井本町の成田記念病院大会議室で行われた。全日制３年課程を終えた15回生29人が白衣とナースキャップを着けて臨み、看護師になる決意を新たにした。
　神谷校長は、式辞で「優しい心、明るい笑顔で患者さんに接してほしい。輝ける看護師としての道を歩んでいってほしい」と期待。在校生の送辞の後、卒業生代表の伴野日向子さんが答辞を述べた。
　伴野さんは、２年生の時に研修旅行で訪れた国立ハンセン病資料館で人権を守ることの大切さを学んだり、実習で患者との関わりに行き詰まったりした経験から「親身になって寄り添い、さまざまな気持ちを共有し、患者さまとの信頼を大切にしたい」と涙ながらに話した。
　卒業生には男性と40代の女性もそれぞれ１人いて、全員が成田記念病院への就職が内定している。
（小島幸子）

利幸学園２校

　利幸学園（佐藤元彦理事長）の中部コンピュータ・パティシエ・保育専門学校（豊橋市花園町）と専門学校中部ビューティ・デザイン・デンタルカレッジ（同市札木町）の卒業式が７日、豊橋商工会議所で開かれ、75人がそれぞれの道へ新たな一歩を踏み出した。
　戸田奈緒さん、安藤思海さんら両校各科の代表者７人に卒業証書が手渡された後、佐藤理事長が社会に出る卒業生に「いつまでも間に合い続ける人材であってほしい。健康が大事で、自己管理できることが人生の花を咲かせることになる」とはなむけの言葉を贈った。
　来賓の山口進・豊橋商工会議所副会頭も、卒業生の門出を祝った。
　皆勤賞の授与、各賞受賞者の報告もあったほか、佐藤錬さんと松井ななみさんが卒業記念品の目録を佐藤理事長に手渡した。
　卒業生は東三河などで就職し、医療や保育、飲食、美容などの現場で新たなスタートを切る。
（中村晋也）