文字の大きさ

桜丘生徒が豊川の一宮西部小で復興支援紹介

「もろ星☆」の児童から義援金を贈られる梅岡さん㊨と増野さん(左隣)=一宮西部小学校で
「もろ星☆」の児童から義援金を贈られる梅岡さん㊨と増野さん(左隣)=一宮西部小学校で

 豊川市立一宮西部小学校(柴田斉子校長)で12日、東日本大震災から7年を迎えての防災集会があり、全校生徒571人を前に豊橋市の桜丘中学校と桜丘高校の生徒らが復興支援の取り組みを紹介した。
 中高一貫の両校は震災の年から継続的に被災地の訪問や募金活動を行っている。
 桜丘高校は毎年11日に豊橋駅前で募金活動を続けており、前生徒会長で3年間で20回以上は街頭募金に参加した梅岡春歩さん(18)は「知らない誰かのために力になりたいという気持ちが大事。これからみんなの力も必要になる」と協力を呼び掛けた。
 桜丘中では生徒有志が毎年夏休みなどに宮城県気仙沼市や山元町を訪れ、海岸の清掃や被災者との交流を続けており、増野芽愛さん(15)も1年時に山元町に行った際のことを報告。「離れていても、被災地のためにできることはたくさんある。みんなも考えてみてほしい」と訴えた。
 毎年、被災地訪問に帯同する桜丘中教諭の松岡久美子さん(52)は、気仙沼市大島地区の仮設住宅で出会った女性の「私たちと同じ悲しい思いをさせないために、東北で起きたことをしっかり伝えてね」という言葉を紹介。「東北で起きたような地震は、必ずこの地域でも起こる」と強調し、発災時の避難経路を家族で共有し、風呂の水は常に溜めておき、車のガソリンも満タンにしておくことなどを求めた。
 一宮西部小では震災復興に関して勉強する児童チーム「もろ星☆」が結成され、今月7日から3日間募金を行い、級友らから2万313円を集めた。この義援金は松岡さんらに託され、気仙沼市の復興支援活動に生かされる。
(由本裕貴)

 豊川市立一宮西部小学校(柴田斉子校長)で12日、東日本大震災から7年を迎えての防災集会があり、全校生徒571人を前に豊橋市の桜丘中学校と桜丘高校の生徒らが復興支援の取り組みを紹介した。
 中高一貫の両校は震災の年から継続的に被災地の訪問や募金活動を行っている。
 桜丘高校は毎年11日に豊橋駅前で募金活動を続けており、前生徒会長で3年間で20回以上は街頭募金に参加した梅岡春歩さん(18)は「知らない誰かのために力になりたいという気持ちが大事。これからみんなの力も必要になる」と協力を呼び掛けた。
 桜丘中では生徒有志が毎年夏休みなどに宮城県気仙沼市や山元町を訪れ、海岸の清掃や被災者との交流を続けており、増野芽愛さん(15)も1年時に山元町に行った際のことを報告。「離れていても、被災地のためにできることはたくさんある。みんなも考えてみてほしい」と訴えた。
 毎年、被災地訪問に帯同する桜丘中教諭の松岡久美子さん(52)は、気仙沼市大島地区の仮設住宅で出会った女性の「私たちと同じ悲しい思いをさせないために、東北で起きたことをしっかり伝えてね」という言葉を紹介。「東北で起きたような地震は、必ずこの地域でも起こる」と強調し、発災時の避難経路を家族で共有し、風呂の水は常に溜めておき、車のガソリンも満タンにしておくことなどを求めた。
 一宮西部小では震災復興に関して勉強する児童チーム「もろ星☆」が結成され、今月7日から3日間募金を行い、級友らから2万313円を集めた。この義援金は松岡さんらに託され、気仙沼市の復興支援活動に生かされる。
(由本裕貴)

「もろ星☆」の児童から義援金を贈られる梅岡さん㊨と増野さん(左隣)=一宮西部小学校で
「もろ星☆」の児童から義援金を贈られる梅岡さん㊨と増野さん(左隣)=一宮西部小学校で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR