豊橋市が交通安全計画アクションプラン策定
豊橋市は、第10次市交通安全計画アクションプランを策定した。プランの期間は、新年度から同計画最終年度にあたる2020年度まで3カ年。年間の交通事故死者数10人以下と交通事故の削減を目標に高齢者、生活道路に焦点を当てた対策を講じ、交通事故(人身事故)の県内ワースト1返上を目指す。
同市は2015(平成27)年、年間の交通事故死者数が1955(昭和30)年の統計開始以来、最小の8人となり、16年度を初年度とする第10次計画は「10人以下という成果を恒久的にしたい」との思いから、10人以下を目標に設定している。
アクションプランでは、高齢者の死亡事故や、生活道路での事故が多発しているなど同市の事故の特徴から、高齢者と生活道路の対策を打ち出した。
高齢者対策では、自動車運転中の死亡事故が多いため、運転免許証の自主返納などを円滑に推進するため、高齢者への安全教育を充実させる。加齢に伴う心身の変化や事故に遭わないための安全行動を学ぶ機会を増やしたり、認知機能が低下しているおそれのある高齢者への個別指導をしたりする。公共交通機関の利用促進にも取り組む。
年間の交通安全教室などの参加者数は1600人(16年度1301人)を目標にする。
一方、生活道路は、主に地域住民が日常生活に利用する道路で、居住区域に住む人が地域内の移動、居住区域から幹線道路(主に国道、県道など)に出るまでに利用する道路と定義。
生活道路の車両交通量や速度を抑制するため、既に設置されている交通規制「ゾーン30」の周知を強化する。ゾーン内を車で走行する際、30㌔制限を順守し、歩行者や自転車の安全な通行を確保する効果を向上させる。警察は必要に応じ、取締りを実施する。
また、抜け道として車両交通量が多く、交通事故が多発するおそれのある個所を含む地域などを対象に新たなゾーン30を選定する。
抜け道として利用しにくい対策も進め、ビッグデータを活用し、生活道路の危険個所を抽出、速度を低減させる効果的な対策を実施する。
豊橋市の交通事故(人身事故)は16年、2655件で、名古屋市を除く県内でワースト1となっている。
(中村晋也)
豊橋市は、第10次市交通安全計画アクションプランを策定した。プランの期間は、新年度から同計画最終年度にあたる2020年度まで3カ年。年間の交通事故死者数10人以下と交通事故の削減を目標に高齢者、生活道路に焦点を当てた対策を講じ、交通事故(人身事故)の県内ワースト1返上を目指す。
同市は2015(平成27)年、年間の交通事故死者数が1955(昭和30)年の統計開始以来、最小の8人となり、16年度を初年度とする第10次計画は「10人以下という成果を恒久的にしたい」との思いから、10人以下を目標に設定している。
アクションプランでは、高齢者の死亡事故や、生活道路での事故が多発しているなど同市の事故の特徴から、高齢者と生活道路の対策を打ち出した。
高齢者対策では、自動車運転中の死亡事故が多いため、運転免許証の自主返納などを円滑に推進するため、高齢者への安全教育を充実させる。加齢に伴う心身の変化や事故に遭わないための安全行動を学ぶ機会を増やしたり、認知機能が低下しているおそれのある高齢者への個別指導をしたりする。公共交通機関の利用促進にも取り組む。
年間の交通安全教室などの参加者数は1600人(16年度1301人)を目標にする。
一方、生活道路は、主に地域住民が日常生活に利用する道路で、居住区域に住む人が地域内の移動、居住区域から幹線道路(主に国道、県道など)に出るまでに利用する道路と定義。
生活道路の車両交通量や速度を抑制するため、既に設置されている交通規制「ゾーン30」の周知を強化する。ゾーン内を車で走行する際、30㌔制限を順守し、歩行者や自転車の安全な通行を確保する効果を向上させる。警察は必要に応じ、取締りを実施する。
また、抜け道として車両交通量が多く、交通事故が多発するおそれのある個所を含む地域などを対象に新たなゾーン30を選定する。
抜け道として利用しにくい対策も進め、ビッグデータを活用し、生活道路の危険個所を抽出、速度を低減させる効果的な対策を実施する。
豊橋市の交通事故(人身事故)は16年、2655件で、名古屋市を除く県内でワースト1となっている。
(中村晋也)