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豊川市の地域公共交通会議

豊川市民に親しまれるコミュニティバス。新年度は市民へのアンケート調査が予定される
豊川市民に親しまれるコミュニティバス。新年度は市民へのアンケート調査が予定される

 豊川市は20日、市勤労福祉会館で主に市コミュニティバスについて住民や行政、交通機関や有識者らが話し合う「第36回地域公共交通会議」を開き、利用者数が少ない豊川国府線の名鉄国府駅~市民病院の区間の最終便を4月30日をもって廃止する方針を固めた。利用者数は運行開始から約5年で50万人を突破した。
 豊川国府線の最終便に当たる豊川市民病院行き(第14便)と国府駅行き(第15便)は、市民病院が午後5時に閉院することなどから1カ月あたりの利用者数が第14便は1・4人、第15便は2・0人で、1日平均の利用者数が0に近い状況にあった。今年度の調査では、同便から他路線への乗り継ぎもなかった。
 これらを踏まえ、市は効果的な運行と収支率の向上を図る意味で、第14便は午後5時半国府駅発、第15便は午後5時43分市民病院発以降を廃止。年間経費で約106万円を削減できると説明した。廃止については、各路線バス内での掲示や広報とよかわなどで市民に周知する。
 また、2021年3月の公表を目指す次期地域公共交通網形成計画を策定するにあたり、市民や公共交通機関の利用者向けにアンケート調査を実施する2018年度の事業計画案を承認した。
 アンケートは無作為に抽出した15歳以上の市民2000人に郵送する他、コミュニティバス全10路線や豊鉄バス新豊線・豊川線、市内19の鉄道駅の利用客を対象に実施。質問には並走する便が多い姫街道でのコミュニティバスの利用意図や、渋滞による遅延や待ち時間の許容範囲を問う内容が含まれ、委員からは質問や回答の表現を見直しを求める意見が出た。
 コミュニティバスは2013(平成25)年の運行開始後、今年2月までの76カ月間で総利用者数が51万3000人となった。
(由本裕貴)

 豊川市は20日、市勤労福祉会館で主に市コミュニティバスについて住民や行政、交通機関や有識者らが話し合う「第36回地域公共交通会議」を開き、利用者数が少ない豊川国府線の名鉄国府駅~市民病院の区間の最終便を4月30日をもって廃止する方針を固めた。利用者数は運行開始から約5年で50万人を突破した。
 豊川国府線の最終便に当たる豊川市民病院行き(第14便)と国府駅行き(第15便)は、市民病院が午後5時に閉院することなどから1カ月あたりの利用者数が第14便は1・4人、第15便は2・0人で、1日平均の利用者数が0に近い状況にあった。今年度の調査では、同便から他路線への乗り継ぎもなかった。
 これらを踏まえ、市は効果的な運行と収支率の向上を図る意味で、第14便は午後5時半国府駅発、第15便は午後5時43分市民病院発以降を廃止。年間経費で約106万円を削減できると説明した。廃止については、各路線バス内での掲示や広報とよかわなどで市民に周知する。
 また、2021年3月の公表を目指す次期地域公共交通網形成計画を策定するにあたり、市民や公共交通機関の利用者向けにアンケート調査を実施する2018年度の事業計画案を承認した。
 アンケートは無作為に抽出した15歳以上の市民2000人に郵送する他、コミュニティバス全10路線や豊鉄バス新豊線・豊川線、市内19の鉄道駅の利用客を対象に実施。質問には並走する便が多い姫街道でのコミュニティバスの利用意図や、渋滞による遅延や待ち時間の許容範囲を問う内容が含まれ、委員からは質問や回答の表現を見直しを求める意見が出た。
 コミュニティバスは2013(平成25)年の運行開始後、今年2月までの76カ月間で総利用者数が51万3000人となった。
(由本裕貴)

豊川市民に親しまれるコミュニティバス。新年度は市民へのアンケート調査が予定される
豊川市民に親しまれるコミュニティバス。新年度は市民へのアンケート調査が予定される

カテゴリー:政治・行政

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