新城市有形文化財に指定
冨賀寺が所有の山水図など8件
新城市教育委員会は、同市中宇利の冨賀寺(筏津暢朗住職)が所有する紙本淡彩山水図(豊谷筆)など4件を市有形文化財に指定した。また同四季山水図(横井金谷筆)など4件を追加指定した。22日付。
新たに指定したのは山水図4幅のほか、紙本著色「釈迦十六善神図」▽紙本淡彩「束帯天神図」▽大般若波羅密多経。追加指定したのは山水図ほか今川義元証文▽今川氏真証文▽朱印状
新指定は、いずれも県史編纂(さん)室の調査をもとに判明。豊谷筆の山水図は「江戸時代後期に寺で師匠の横井金谷と共に制作活動を知る上でも貴重な資料」、束帯天神図は「作者は落款から明らかにされ、中世に最盛期を迎えていたと伝えられる冨賀寺の歴史を物語るうえで価値が高い」とそれぞれ評価された。
追加指定のうち山水図は軸装に修理して保存状態が確立されたためとしたほか、証文や朱印状は関連書物がすでに指定されていたため、新たに加えた。
寺から文化財指定の申請があり、今月1日に市文化財保護審議会で審議して答申された。同寺では毎年11月3日の文化の日に寺宝展を行っており、文化財を公開している。
(安藤聡)
冨賀寺が所有の山水図など8件
新城市教育委員会は、同市中宇利の冨賀寺(筏津暢朗住職)が所有する紙本淡彩山水図(豊谷筆)など4件を市有形文化財に指定した。また同四季山水図(横井金谷筆)など4件を追加指定した。22日付。
新たに指定したのは山水図4幅のほか、紙本著色「釈迦十六善神図」▽紙本淡彩「束帯天神図」▽大般若波羅密多経。追加指定したのは山水図ほか今川義元証文▽今川氏真証文▽朱印状
新指定は、いずれも県史編纂(さん)室の調査をもとに判明。豊谷筆の山水図は「江戸時代後期に寺で師匠の横井金谷と共に制作活動を知る上でも貴重な資料」、束帯天神図は「作者は落款から明らかにされ、中世に最盛期を迎えていたと伝えられる冨賀寺の歴史を物語るうえで価値が高い」とそれぞれ評価された。
追加指定のうち山水図は軸装に修理して保存状態が確立されたためとしたほか、証文や朱印状は関連書物がすでに指定されていたため、新たに加えた。
寺から文化財指定の申請があり、今月1日に市文化財保護審議会で審議して答申された。同寺では毎年11月3日の文化の日に寺宝展を行っており、文化財を公開している。
(安藤聡)