豊橋ライオンズクラブが60周年記念例会

　豊橋ライオンズクラブ（柴田高志会長）の創立60周年記念例会が８日、豊橋市花田町のホテルアソシア豊橋で開かれ、会員や東三河、友好クラブのライオンズクラブ関係者ら１４５人が節目を祝った。
　豊橋クラブは１９５８（昭和33）年４月、名古屋サウスライオンズクラブをスポンサーに東三河初のライオンズクラブとして誕生し、活動を始めた。
　少年野球大会、皇居清掃奉仕の伝統的な活動のほか、近年は薬物乱用防止教室や雪遊び、カンボジアでの海外支援などを実施している。
　記念例会では、柴田辰三60周年記念実行委員長の歓迎の言葉に続き、柴田会長が「今後、国際化が進み、解決すべき国際問題も多くなる。世界２１２カ国にメンバーがいるライオンズクラブ。世界平和に貢献する存在としてますます重要になる。豊橋クラブも社会の変化に対応しつつ、さらなる精進をしていく」と決意を新たにした。
　来賓からは、佐原光一豊橋市長が「今後もまちづくりを支えていただきたい」、神野吾郎豊橋商工会議所会頭は「地域の繁栄、発展に指導力を発揮してください」、ライオンズクラブ国際協会３３４－Ａ地区（愛知県）の野村善弘ガバナーが「４人のガバナーを誕生させている尊敬に値するクラブ。ますますの奉仕活動を」と今後の一層の活動に期待を寄せた。
　60周年記念事業は、少年野球第40回豊橋ライオンズ大会の開催と記念品贈呈のほか、同市中央図書館への児童用家具一式（書棚２台、児童用テーブル、いす）の寄贈、海外支援活動をきっかけにしたカンボジアの首都プノンペンでの新クラブ「プノンペン　キズナ　ライオンズクラブ」設立。同図書館への目録贈呈が行われ、柴田会長が佐原市長に手渡した。
　プノンペンキズナクラブから豊橋出身の磯部正広会長が出席。会員20人（日本人３人）で発足し「豊橋とプノンペンの絆から生まれ、名に恥じない活動をしていきたい」と述べた。
　また、子どもや若者による書道の実演、豊橋出身のシャンソン歌手かとうえい子さんの歌声が花を添えた。
（中村晋也）