アジアクリエイトの安全体験装置 受注1000台達成
産業用自動化機器(FA機器)などの設計・製造を手掛け、企業向けの安全体感装置の製造・販売や、安全体感研修センターの運営も行う「アジアクリエイト」(豊川市蔵子7、佐藤邦男社長)の安全体感装置が受注1000台を達成した。
安全体感装置は、本物そっくりの機械や建築用の足場をつくり、巻き込みや感電、落下事故をリアルに体験できる。企業の安全志向が高まる中、国内はもとより、タイや香港、インド、サウジアラビアなど海外の日系企業からの引き合いも多い。
2005(平成17)年に1号機を販売。当初は6種類しかなかったが、顧客の要望に応え続けて、現在は工場や建築向けなど、65種類の危険に対応する。販売開始から5年ほど経過してから受注が上向き始め、今年は年間200台を超えるペースで売れている。
特徴はリアルなこだわりで、実際の事故を体感できるまでの精度を誇る。同社が培ってきたFA機器の設計・製造のノウハウを活用したことで実現した。
当初は「本業のFA機器の営業で、企業へ入り込むためのツールとして販売を始めましたが、今では会社の半分以上の利益を稼ぎ出してくれるまでに成長しました」と佐藤社長。
最近では、日本の独立行政法人にあたる役割を果たしている、香港の「建造業議會」に12台の納入が決定、海外でも大型受注に成功した。
佐藤社長は「今後は食品、化学メーカー、医療などの分野への進出を目指したい。私どもの製品で労災事故を1件でも減らすことができれば」と話す。
(竹下貴信)
産業用自動化機器(FA機器)などの設計・製造を手掛け、企業向けの安全体感装置の製造・販売や、安全体感研修センターの運営も行う「アジアクリエイト」(豊川市蔵子7、佐藤邦男社長)の安全体感装置が受注1000台を達成した。
安全体感装置は、本物そっくりの機械や建築用の足場をつくり、巻き込みや感電、落下事故をリアルに体験できる。企業の安全志向が高まる中、国内はもとより、タイや香港、インド、サウジアラビアなど海外の日系企業からの引き合いも多い。
2005(平成17)年に1号機を販売。当初は6種類しかなかったが、顧客の要望に応え続けて、現在は工場や建築向けなど、65種類の危険に対応する。販売開始から5年ほど経過してから受注が上向き始め、今年は年間200台を超えるペースで売れている。
特徴はリアルなこだわりで、実際の事故を体感できるまでの精度を誇る。同社が培ってきたFA機器の設計・製造のノウハウを活用したことで実現した。
当初は「本業のFA機器の営業で、企業へ入り込むためのツールとして販売を始めましたが、今では会社の半分以上の利益を稼ぎ出してくれるまでに成長しました」と佐藤社長。
最近では、日本の独立行政法人にあたる役割を果たしている、香港の「建造業議會」に12台の納入が決定、海外でも大型受注に成功した。
佐藤社長は「今後は食品、化学メーカー、医療などの分野への進出を目指したい。私どもの製品で労災事故を1件でも減らすことができれば」と話す。
(竹下貴信)