独・ヴォ市の国際青年会議 豊橋の高校生ら参加

　独ヴォルフスブルグ市で行われる「ヴォルフスブルグ市国際青年会議」に参加する豊橋市内の高校生と大学生の５人が25日、市役所を訪れ、佐原光一市長に現地で学びたいことや異文化交流への意気込みを語った。
　訪問したのは、野畑夏鈴さん(時習館高３年)トノウチ・ブレンダ・カオリさん(豊橋中央高３)バコウスキー・アリエル・ジャズミンさん(愛知大３)宮地祐一さん(豊橋技術科学大４)石子桂太郎さん(豊橋創造大３)の５人。４月29日～５月７日の日程で市が派遣する。
　国際青年会議は若者の視野を世界に広げ、異文化交流を促進するとともに、ヴォルフスブルグ市の姉妹都市同士が互いに理解を深めようと初めて開催される。ロシアや中国など８カ国、11都市から18～21歳の66人が参加。４人１部屋で生活する中で文化の違いを学び、社会貢献活動について意見交換などを行う。
　豊橋市内の３大学から１人ずつが推薦されたほか、高校生は応募者約30人の中から英語面接で選んだ。野畑さんは「貧困国の自立支援における科学の役割について学んできた知識が生かせたらと思う。これからの世界に向け、活発に意見を交わしたい」、日系４世のトノウチさんは「ごみの管理がしっかりできていない国もあるので、豊橋市の５３０運動を広めたい。自分自身が大きく成長できる時間にできたら」と話した。
(飯塚雪)