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故障の焼却炉12月下旬再稼働

 豊橋市は26日、市資源化センター(豊栄町)で故障している焼却炉1基(1号炉)の再稼働が12月下旬の見込みになると発表した。このため、収集した家庭から出る「もやすごみ」が処理しきれなくなることから、一部を市廃棄物最終処分場(高塚町)に仮埋め立てし、再稼働後に同センターで焼却処理する。
 炉は、熱分解ドラム(円筒状・直径4㍍、長さ34㍍)の内部でごみを約450度で蒸し焼きにしているが、急激に約1100度にまで上昇し、停止させた。合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ドラム本体の一部が損傷した。
 調査の結果、加熱管を支えるサポート部分で加熱管の一部が破れ、管内部の高温空気が漏れたことでドラム内のごみが燃焼したことから、異常高温になった。破れた原因は調査中。
 189本ある加熱管全てが損傷したほか、ドラム外側も熱の被害を受け、本来の耐力がなくなっており、3分の2を換える必要があるなど、修繕の範囲が広がったことから、材料を調達して施工すると、再稼働は12月下旬の見込みになるという。
 2基のままでは、8月上旬に収集した家庭ごみがセンターの収容場であふれるため、一部を最終処分場に仮埋め立てする。計画では、運搬や埋立作業などを平準化するため、5月中旬から収集した家庭ごみをセンターと最終処分場に分けて運ぶ。
 仮埋立量は1万6720㌧を見込む。再稼働後、埋め立てたごみはセンターで焼却するが、1年以上かかる見通し。
 市側は、埋め立てる際に臭い、ほこりが飛散しないようその日のうちに土で覆う。「周辺の住民の皆さんには説明会を開き、臭いや虫などの対策に最善を尽くしたい」と話している。
 「ごみ処理非常事態宣言」は継続し、市民にもやすごみの減量を呼び掛けている。生ごみ、プラスチック類の分別徹底や、紙類やチラシなどのリサイクルに協力を求めている。
(中村晋也)

 豊橋市は26日、市資源化センター(豊栄町)で故障している焼却炉1基(1号炉)の再稼働が12月下旬の見込みになると発表した。このため、収集した家庭から出る「もやすごみ」が処理しきれなくなることから、一部を市廃棄物最終処分場(高塚町)に仮埋め立てし、再稼働後に同センターで焼却処理する。
 炉は、熱分解ドラム(円筒状・直径4㍍、長さ34㍍)の内部でごみを約450度で蒸し焼きにしているが、急激に約1100度にまで上昇し、停止させた。合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ドラム本体の一部が損傷した。
 調査の結果、加熱管を支えるサポート部分で加熱管の一部が破れ、管内部の高温空気が漏れたことでドラム内のごみが燃焼したことから、異常高温になった。破れた原因は調査中。
 189本ある加熱管全てが損傷したほか、ドラム外側も熱の被害を受け、本来の耐力がなくなっており、3分の2を換える必要があるなど、修繕の範囲が広がったことから、材料を調達して施工すると、再稼働は12月下旬の見込みになるという。
 2基のままでは、8月上旬に収集した家庭ごみがセンターの収容場であふれるため、一部を最終処分場に仮埋め立てする。計画では、運搬や埋立作業などを平準化するため、5月中旬から収集した家庭ごみをセンターと最終処分場に分けて運ぶ。
 仮埋立量は1万6720㌧を見込む。再稼働後、埋め立てたごみはセンターで焼却するが、1年以上かかる見通し。
 市側は、埋め立てる際に臭い、ほこりが飛散しないようその日のうちに土で覆う。「周辺の住民の皆さんには説明会を開き、臭いや虫などの対策に最善を尽くしたい」と話している。
 「ごみ処理非常事態宣言」は継続し、市民にもやすごみの減量を呼び掛けている。生ごみ、プラスチック類の分別徹底や、紙類やチラシなどのリサイクルに協力を求めている。
(中村晋也)

カテゴリー:政治・行政

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