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豊橋市生活家庭館の50年記念誌発刊

50年記念誌に携わった(左から)住田真理子さん、渡辺則子さん、牧野規予さん=東愛知新聞社で
50年記念誌に携わった(左から)住田真理子さん、渡辺則子さん、牧野規予さん=東愛知新聞社で

1967(昭和42)年に開館し今年3月に閉館した、豊橋市生活家庭館の50年記念誌(B5判、98㌻)を、同館の存続を目指して活動してきた「かていかん市民運営協議会」が発刊した。500組もの結婚式が行われるなどした家庭館の歴史や、利用者から寄せられた声を中心に、閉館の方針が出された後の存続を求める活動についても紹介する。
 同館は、女性たちの福祉と生活文化の向上を目指して建設され、文化講座などを開催して人気を集めたほか、開館当初は、あこがれの結婚式場だったことを伝える。
 利用者から寄せられた声では、「昭和40年代は娯楽が乏しく、趣味の講座に応募者が殺到、受講できない方の苦情も多く寄せられ、『いくらゴネてもダメなものはダメ』の張り紙が出た」、「当時は新生活運動という声が高く、生活家庭館のような施設で結婚式を挙げることは時代のはしりだった」などを紹介する。
 一方で同館は、アイプラザ豊橋が愛知県から豊橋市へ移管されたのに合わせて、機能を移転することになり閉館を決定。2013年度からは5年の暫定利用を行い、今年3月に閉館した。この間の存続を求める活動を紹介する新聞記事や、実際に市長や議長に提出した陳情書も掲載する。
 今後、市では解体費用を負担することを条件に、建物を無償譲渡する計画で、活用事業者を募集した。
 同著は、豊橋市中央図書館、市内の地区・校区市民館に寄贈したほか、希望者に1部800円(税込み)で販売する。豊川堂本店でも取り扱う。問い合わせは同協議会の渡辺則子さん(090・8545・8900)へ。
(竹下貴信)

1967(昭和42)年に開館し今年3月に閉館した、豊橋市生活家庭館の50年記念誌(B5判、98㌻)を、同館の存続を目指して活動してきた「かていかん市民運営協議会」が発刊した。500組もの結婚式が行われるなどした家庭館の歴史や、利用者から寄せられた声を中心に、閉館の方針が出された後の存続を求める活動についても紹介する。
 同館は、女性たちの福祉と生活文化の向上を目指して建設され、文化講座などを開催して人気を集めたほか、開館当初は、あこがれの結婚式場だったことを伝える。
 利用者から寄せられた声では、「昭和40年代は娯楽が乏しく、趣味の講座に応募者が殺到、受講できない方の苦情も多く寄せられ、『いくらゴネてもダメなものはダメ』の張り紙が出た」、「当時は新生活運動という声が高く、生活家庭館のような施設で結婚式を挙げることは時代のはしりだった」などを紹介する。
 一方で同館は、アイプラザ豊橋が愛知県から豊橋市へ移管されたのに合わせて、機能を移転することになり閉館を決定。2013年度からは5年の暫定利用を行い、今年3月に閉館した。この間の存続を求める活動を紹介する新聞記事や、実際に市長や議長に提出した陳情書も掲載する。
 今後、市では解体費用を負担することを条件に、建物を無償譲渡する計画で、活用事業者を募集した。
 同著は、豊橋市中央図書館、市内の地区・校区市民館に寄贈したほか、希望者に1部800円(税込み)で販売する。豊川堂本店でも取り扱う。問い合わせは同協議会の渡辺則子さん(090・8545・8900)へ。
(竹下貴信)

50年記念誌に携わった(左から)住田真理子さん、渡辺則子さん、牧野規予さん=東愛知新聞社で
50年記念誌に携わった(左から)住田真理子さん、渡辺則子さん、牧野規予さん=東愛知新聞社で

カテゴリー:社会・経済

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