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豊橋の藤ノ花女子高生が十二単を学ぶ

十二単を着用する岩城さん=私立藤ノ花女子高校で
十二単を着用する岩城さん=私立藤ノ花女子高校で

 いにしえの文化に親しもうと、豊橋市老松町の私立藤ノ花女子高校で19日、十二単について学ぶ特別授業があった。生徒をモデルに着付けの実演もあり、平成の女子高生たちは平安貴族に思いをはせた。
 国語で古典を学んだ普通科の2年生約110人が参加。十二単を通じて、その時代に生きた人について考える目的で行い、今年で20回目。
 小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんらが講師を務めた。1000年前に誕生し、最も格式高い装いである十二単を解説したあと、川崎さんら3人で着付け。化粧し、小袖と朱の袴を着用した代表生徒の岩城あかりさん(17)に、萌黄色の単(ひとえ)や梅の模様をあしらった桃色の五衣(いつつぎぬ)などを次々に重ねていった。衣の裾を富士山のように美しく整え、重さ約16㌔にもなる装束が完成した。
 岩城さんは「とても重たくて歩きづらい。昔の人はとても大変だったと思う」と平安貴族の苦労も実感。実演を見守った2年の中根安惟さん(16)は、鮮やかな彩りの装束に「カラフルでかわいい」と、日本人古来の豊かな感性に感動していた。
(飯塚雪)

 いにしえの文化に親しもうと、豊橋市老松町の私立藤ノ花女子高校で19日、十二単について学ぶ特別授業があった。生徒をモデルに着付けの実演もあり、平成の女子高生たちは平安貴族に思いをはせた。
 国語で古典を学んだ普通科の2年生約110人が参加。十二単を通じて、その時代に生きた人について考える目的で行い、今年で20回目。
 小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんらが講師を務めた。1000年前に誕生し、最も格式高い装いである十二単を解説したあと、川崎さんら3人で着付け。化粧し、小袖と朱の袴を着用した代表生徒の岩城あかりさん(17)に、萌黄色の単(ひとえ)や梅の模様をあしらった桃色の五衣(いつつぎぬ)などを次々に重ねていった。衣の裾を富士山のように美しく整え、重さ約16㌔にもなる装束が完成した。
 岩城さんは「とても重たくて歩きづらい。昔の人はとても大変だったと思う」と平安貴族の苦労も実感。実演を見守った2年の中根安惟さん(16)は、鮮やかな彩りの装束に「カラフルでかわいい」と、日本人古来の豊かな感性に感動していた。
(飯塚雪)

十二単を着用する岩城さん=私立藤ノ花女子高校で
十二単を着用する岩城さん=私立藤ノ花女子高校で

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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