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豊川3小中学校と新城2小学校 学校ブロック塀を撤去・改修へ

現行の建築基準法に適合せず、撤去されることになった御津北部小のブロック塀
現行の建築基準法に適合せず、撤去されることになった御津北部小のブロック塀
使用しているブロックのサイズが異なっている新城市八名小学校正門南側ブロック塀
使用しているブロックのサイズが異なっている新城市八名小学校正門南側ブロック塀

 最大震度6弱の大阪北部地震を受けて、東三河の小中学校でもブロック塀の一斉点検が行われる中、豊川市は26日、御津北部小学校(御津町広石)、小坂井西小学校(伊奈町縫殿)、金屋中学校(金屋西町)の一部ブロック塀を危険と判断し、早期に撤去・改修する方針を固めた。
 点検は市内の小学校26校、中学校10校すべてを対象に、19日から4日間にわたり実施。塀の高さや控え壁の有無、材質、劣化状況などを目視点検した結果、3校のブロック塀が現行の建築基準法に適合していないと確認した。
 御津北部小では南西側の県道に面した幅約70㍍の塀が該当。高さが安全基準(1・2㍍)を超える1・5~1・75㍍で、控え壁の設置間隔が基準の3・4㍍を超える最大4㍍となっている。
 小坂井西小では西側に隣接する寺院との境界に立つ塀が高さ約1・5㍍で、控え壁がなく危険と判断。金屋中でも敷地内にあるプール北面の塀が高さ1・75㍍で、控え壁がなかった。
 各校ではすでに一部児童の通学路を変更したり、塀に近付かないよう安全指導を行っているが、市教育委員会は今後、注意看板を立てるなどの対策を進め、早ければ8月の夏休み期間中にも撤去・改修工事に入る方針だ。
 点検では他の学校でも一部で老朽化の進んだ塀が確認され、必要に応じて早期改修を進める。
(由本裕貴)

 新城市教育委員会は26日、市立の全19小中学校で行ったブロック塀の調査結果を発表した。敷地内にコンクリート製ブロック塀を設置している3小学校のうち建築基準を満たしていない鳳来寺と八名の両小学校で撤去など対応していく。
 鳳来寺小ではクラブハウストイレ前の目隠しとして1982(昭和57)年に高さ1・9㍍、長さ4・2㍍、厚さ15㌢にわたってブロックを設置。建築基準法で定められる高さ1・2㍍を超える場合の垂直に取り付ける「控え壁」が設置されていなかった。
 同校では女子トイレの使用を中止し、早急に撤去することにしている。
 八名小では敷地東側にある正門の南、北側に設置されるコンクリートブロック塀はブロックのサイズが通常よりも異なる高さ30㌢、横90㌢を使用。控え壁の設置はないという。市教委は「ブロックのサイズが異なるため、今後設置基準について調査して対応していきたい」としている。
(安藤聡)

 最大震度6弱の大阪北部地震を受けて、東三河の小中学校でもブロック塀の一斉点検が行われる中、豊川市は26日、御津北部小学校(御津町広石)、小坂井西小学校(伊奈町縫殿)、金屋中学校(金屋西町)の一部ブロック塀を危険と判断し、早期に撤去・改修する方針を固めた。
 点検は市内の小学校26校、中学校10校すべてを対象に、19日から4日間にわたり実施。塀の高さや控え壁の有無、材質、劣化状況などを目視点検した結果、3校のブロック塀が現行の建築基準法に適合していないと確認した。
 御津北部小では南西側の県道に面した幅約70㍍の塀が該当。高さが安全基準(1・2㍍)を超える1・5~1・75㍍で、控え壁の設置間隔が基準の3・4㍍を超える最大4㍍となっている。
 小坂井西小では西側に隣接する寺院との境界に立つ塀が高さ約1・5㍍で、控え壁がなく危険と判断。金屋中でも敷地内にあるプール北面の塀が高さ1・75㍍で、控え壁がなかった。
 各校ではすでに一部児童の通学路を変更したり、塀に近付かないよう安全指導を行っているが、市教育委員会は今後、注意看板を立てるなどの対策を進め、早ければ8月の夏休み期間中にも撤去・改修工事に入る方針だ。
 点検では他の学校でも一部で老朽化の進んだ塀が確認され、必要に応じて早期改修を進める。
(由本裕貴)

 新城市教育委員会は26日、市立の全19小中学校で行ったブロック塀の調査結果を発表した。敷地内にコンクリート製ブロック塀を設置している3小学校のうち建築基準を満たしていない鳳来寺と八名の両小学校で撤去など対応していく。
 鳳来寺小ではクラブハウストイレ前の目隠しとして1982(昭和57)年に高さ1・9㍍、長さ4・2㍍、厚さ15㌢にわたってブロックを設置。建築基準法で定められる高さ1・2㍍を超える場合の垂直に取り付ける「控え壁」が設置されていなかった。
 同校では女子トイレの使用を中止し、早急に撤去することにしている。
 八名小では敷地東側にある正門の南、北側に設置されるコンクリートブロック塀はブロックのサイズが通常よりも異なる高さ30㌢、横90㌢を使用。控え壁の設置はないという。市教委は「ブロックのサイズが異なるため、今後設置基準について調査して対応していきたい」としている。
(安藤聡)

現行の建築基準法に適合せず、撤去されることになった御津北部小のブロック塀
現行の建築基準法に適合せず、撤去されることになった御津北部小のブロック塀
使用しているブロックのサイズが異なっている新城市八名小学校正門南側ブロック塀
使用しているブロックのサイズが異なっている新城市八名小学校正門南側ブロック塀

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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