東三河5市「仕事納め」

　官公庁の仕事納めとなった28日、東三河の自治体でも市長らが幹部職員に訓示。間もなく暮れる今年を振り返りながら、来年の一層の活躍に期待を込めた。
　豊橋市は、佐原光一市長が部長会議であいさつ。市制施行１１０周年となった今年を振り返り、「オリンピックイヤーの年に本市は１１０周年という節目を迎えた。いろいろなイベントを開催でき、わくわくするようなこともたくさんあった。多くの職員が取り組んでくれただけでなく、多くの市民の皆さんにも関わっていただいて連携できた１年」と述べた。
　職員には「大変な１年間だったと思うが、職員の皆さんにはさまざまな形で関わってくれたことに感謝申し上げます。１年間、お疲れさまでした」と労をねぎらった。
（中村晋也）

　豊川市では、午後３時からの部長会議で山脇実市長があいさつ。職員らの１年間の労をねぎらいつつ、合併により優遇されてきた普通交付税の減縮も始まっていることから「来年はさらに厳しい財政状況になる。アメリカ大統領もトランプさんになって、今のような景気も続かないのでは。ふんどしを締め直して取り組んでいきたい」と新年を見据えた。
　また、２年後から予定される東三河広域連合における介護保険の統合についても「議論を重ねてしっかりと進めていきたい」とし、２０１７年の市政運営のモットーに「明るく、笑顔で、元気に」を掲げた。　
（由本裕貴）

　蒲郡市は式を行わず、稲葉正吉市長が庁舎内のメールで年末のあいさつ文を職員に向けて贈った。
　メッセージでは開港50周年記念事業や新斎場のオープン、生命の海科学館で展示のクジラ化石が新属新種に認定など、１年間の出来事に触れて「明るい話題の多い１年だった」と振り返り、職場で尽力した職員に感謝の意を表した。
　また消防職員の不祥事や、住民への通知文誤送付が多発したことも取り上げ「改めて職員として襟を正し、総力あげて市民福祉向上と市民の幸せを目指して皆さんと共にまい進していきたい」と協力を求めた。
（安藤聡）

　新城市は穂積亮次市長が就任時から仕事納め式などを行わず、年頭の始め式に集約しており、各職場ごとで１年間の仕事を締めくくった。
（安藤聡）

　田原市は、幹部らが集まる仕事納め式は行わず、27日の部長会議の場で山下政良市長が年末年始に際し、「公務員として自覚を持った行動をお願いします」などと呼び掛け、綱紀の保持を促した。報告事項として、鳥インフルエンザの防疫体制などに関して確認した。
（千葉敬也）