愛知豊橋リトルシニア選手ら日本選手権出場の決意

　８月１日に開幕する第46回日本リトルシニア日本選手権大会（東京・明治神宮野球場など）に初出場する中学生硬式野球チーム・愛知豊橋リトルシニアのメンバーが24、25の両日、居住する自治体の市長や教育長をたずね、「全国制覇」への意気込みを語った。
　愛知豊橋は１９８０（昭和55）年に東三河リトルシニアとして発足、３年前に現名に改称して再始動した。現在、豊橋、豊川、田原、湖西の４市の中学生51人が所属。今年５～６月、６県全43チームが出場した東海大会で準優勝し、神宮への切符をつかんだ。
　豊橋市役所を訪問した９人は、山西正泰教育長に予選の感想と全国大会での目標を発表。クリーンナップを任される苑田晴希さん（本郷３）は「集中して少ないチャンスで１本を打つ。全国制覇のために大暴れしたい」などと闘志を見せた。
　豊川市では、捕手と三塁手をこなす強打の加藤駿介さん（金屋３）、投手の井上透摩さん（南部３）ら市内在住の４人が市役所に山脇実市長を表敬訪問した。
　主力の加藤さんと井上さんはバッテリーを組む可能性が高く、リードする加藤さんは「（井上さんは）ストレートが速いので、有効に使いたい」。長身の井上さんも「インコースをうまく使いたい。全力で相手をねじ伏せたい」と意気込んだ。
　ベスト８に入れば準々決勝以降は神宮球場で試合をすることができ、山脇市長は「憧れの球場で試合ができよう、これまでの練習の成果を発揮してほしい」と激励した。
　また、田原市在住の６人も市役所に花井隆教育長を表敬訪問。捕手の鈴木彬仁さん（赤羽根３）は「春に果たせなかった全国制覇が目標」、投手の辻天誠さん（同３）は「テンポよく投げて少しでもチームに貢献したい」と話した。
　表敬したメンバーは次の皆さん。
　豊橋市＝岩瀬裕飛（高豊３）太田堅進（牟呂３）久木野誠也（南稜３）苑田晴希（本郷３）松崎蒼馬（北部３）河合宏晟（南部２）海野志道（豊城２）影山大輔（南稜２）鎗光陽斗（同）▽豊川市＝阿古下拓海（代田３）、大場湧貴（中部３）、井上透摩（南部３）、加藤駿介（金屋３）▽田原市＝牧野巧和（田原３）原亮汰（福江３）小田伶哉（泉３）辻天誠（赤羽根３）鈴木彬仁（同）富田永遠（田原２）
（飯塚雪、由本裕貴）