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豊川の稲吉さんがK2制覇

K2の山頂で日の丸を広げる稲吉さん(本人提供)
K2の山頂で日の丸を広げる稲吉さん(本人提供)
稲吉佑紀さん
稲吉佑紀さん

 豊川市御津町のアルピニスト・稲吉佑紀さん(35)が、エベレストに次ぐ世界第2位の標高で、最も登頂が困難とされるパキスタンのK2(8611㍍)を制覇した。2度目の挑戦での登頂で、日本人女性では珍しいエベレストとK2の制覇者となった。
 稲吉さんは6月に日本を出発し、7月16日にベースキャンプを出発。22日午後1時55分に登頂を果たした。悪天候で、登っている最中は視界が真っ白だったが、山頂に到達すると雲が消えて快晴になったという。「希望を捨てずに登り続けてよかった」と振り返った。
 カラコルム山脈にあるK2は山頂へのルートが最高峰エベレストよりも険しく、2006年8月には小松由佳さんが日本人女性として初登頂に成功したが、世界の多くのアルピニストたちが命を落としている。
 2013年5月に日本人女性14番目で、最年少の30歳でエベレスト登頂を果たした稲吉さんは翌2014年6月、K2に初挑戦したが、天候不順や感染症による体調不良でドクターストップがかかり、断念していた。
 4年ぶりのリベンジとなった今回も毎日のように悪天候と多くのトラブルに見舞われたが、見事克服して踏破した。
 御津町出身の稲吉さんは御津高校、愛知大学を卒業後、豊橋山岳会に入会するなどして国内の山々を制覇し、経験を積んだ。今後については「フレキシブルに活躍していきたい」と話す。
(由本裕貴)

 豊川市御津町のアルピニスト・稲吉佑紀さん(35)が、エベレストに次ぐ世界第2位の標高で、最も登頂が困難とされるパキスタンのK2(8611㍍)を制覇した。2度目の挑戦での登頂で、日本人女性では珍しいエベレストとK2の制覇者となった。
 稲吉さんは6月に日本を出発し、7月16日にベースキャンプを出発。22日午後1時55分に登頂を果たした。悪天候で、登っている最中は視界が真っ白だったが、山頂に到達すると雲が消えて快晴になったという。「希望を捨てずに登り続けてよかった」と振り返った。
 カラコルム山脈にあるK2は山頂へのルートが最高峰エベレストよりも険しく、2006年8月には小松由佳さんが日本人女性として初登頂に成功したが、世界の多くのアルピニストたちが命を落としている。
 2013年5月に日本人女性14番目で、最年少の30歳でエベレスト登頂を果たした稲吉さんは翌2014年6月、K2に初挑戦したが、天候不順や感染症による体調不良でドクターストップがかかり、断念していた。
 4年ぶりのリベンジとなった今回も毎日のように悪天候と多くのトラブルに見舞われたが、見事克服して踏破した。
 御津町出身の稲吉さんは御津高校、愛知大学を卒業後、豊橋山岳会に入会するなどして国内の山々を制覇し、経験を積んだ。今後については「フレキシブルに活躍していきたい」と話す。
(由本裕貴)

K2の山頂で日の丸を広げる稲吉さん(本人提供)
K2の山頂で日の丸を広げる稲吉さん(本人提供)
稲吉佑紀さん
稲吉佑紀さん

カテゴリー:社会・経済

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