豊橋出身の5人が金田副市長へ甲子園語る

　第１００回全国高校野球選手権記念大会に出場した豊橋市出身の高校３年生５人が24日、同市役所を訪問し、金田英樹副市長を前に夢の舞台・甲子園を振り返った。
　訪れたのは、東愛知代表の愛産大三河から主将で投手の松原絃介さん（17）＝出身校南部中、控え捕手の深田将大さん（17）＝中部中、控え外野手の中川翔太さん（17）＝吉田方中、岐阜代表の大垣日大エースの修行恵大さん（17）＝同＝と、第１回から地方大会出場を続ける皆勤校として開会式に参加した時習館主将の三好伸平さん（17）＝南部中＝の５人。
　修行さんは、今大会快進撃を見せた金足農業（秋田）と対戦した２回戦を振り返り、「（吉田輝星投手は）自分が戦ってきた中で一番いいピッチャーだった」と報告し、「２年連続で甲子園に出場した経験を糧に今後も自分を高めていきたい」と意気込んだ。一方、１回戦で強豪の横浜（南神奈川）に敗戦した松原さんは「地方大会はなんとかなったが、強豪に勝つための練習をしてこなければならなかったと後悔している」と全国の壁について話した。
　甲子園では、小・中学生時代のチームメートが再会した。修行さんと中川さんは中学時代のチームメート。中川さんは、エースとしてマウンドに立った修行さんを「一緒にやってきた仲間が立っているのは誇らしかった」と振り返る。また、捕手の三好さんは、小・中学校時代にバッテリーを組んでいた松原さんについて「自分はチームで甲子園に来られなかったという悔しさの反面、一緒に行進できたことがとてもうれしかった」と語った。
　金田副市長は「次のステージでも頑張ってください」と激励した。
（飯塚雪）