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豊川の姫街道踏切「アンダーパス化」へ

遮断機が一旦降りるとなかなか通過できない姫街道踏切=豊川市豊川町で
遮断機が一旦降りるとなかなか通過できない姫街道踏切=豊川市豊川町で
アンダーパス化のイメージ図
アンダーパス化のイメージ図

 長年“開かずの踏切”として問題となっている豊川市豊川町伊呂通の姫街道踏切。県はトンネルで線路下を通過する構造でアンダーパス化の方針を固めた。来年度まで設計業務が行われており、早期実現が期待されている。
 姫街道踏切は近くに豊川駅と豊川稲荷駅があり、JR飯田線と名鉄豊川線の2路線が通ることから、一度遮断機が降りるとなかなか通過できず、周辺では日常的に渋滞が発生している。
 県は鉄道会社と協議した結果、JR路線で実績があり、線路に与える影響が小さく、線路下での作業が比較的少ない「ヘップアンドジェス工法」でアンダーパス化する方針を決定。国道151号の交差点「馬場町」から進んだ場合、三明線との交差点を過ぎたあたりから下ってトンネルに入り、線路下を通過。交差点「中央通1」の手前で現在の姫街道に接続する形になるとみられる。
 このアンダーパス化については1993(平成5)年度、地域の分断を心配する地元住民が反対して一時中断。その後、改善策を掲示した上で説明会を重ねて住民の理解を得た。
 2016年4月の踏切改良促進法の一部改正では、国交省による改良すべき踏切に指定。一日あたりの自動車交通遮断量が「自動車ボトルネック踏切」の指針となる5万を超える6万9118(昨年1月公表)だった。
 県は鉄道事業者に来年度まで2カ年で設計業務を委託しており、今月中旬までボーリング地質調査を実施中。来年度末に調査結果が示される見通しで、一気に工事開始へ進むことが期待される。
(由本裕貴)

 長年“開かずの踏切”として問題となっている豊川市豊川町伊呂通の姫街道踏切。県はトンネルで線路下を通過する構造でアンダーパス化の方針を固めた。来年度まで設計業務が行われており、早期実現が期待されている。
 姫街道踏切は近くに豊川駅と豊川稲荷駅があり、JR飯田線と名鉄豊川線の2路線が通ることから、一度遮断機が降りるとなかなか通過できず、周辺では日常的に渋滞が発生している。
 県は鉄道会社と協議した結果、JR路線で実績があり、線路に与える影響が小さく、線路下での作業が比較的少ない「ヘップアンドジェス工法」でアンダーパス化する方針を決定。国道151号の交差点「馬場町」から進んだ場合、三明線との交差点を過ぎたあたりから下ってトンネルに入り、線路下を通過。交差点「中央通1」の手前で現在の姫街道に接続する形になるとみられる。
 このアンダーパス化については1993(平成5)年度、地域の分断を心配する地元住民が反対して一時中断。その後、改善策を掲示した上で説明会を重ねて住民の理解を得た。
 2016年4月の踏切改良促進法の一部改正では、国交省による改良すべき踏切に指定。一日あたりの自動車交通遮断量が「自動車ボトルネック踏切」の指針となる5万を超える6万9118(昨年1月公表)だった。
 県は鉄道事業者に来年度まで2カ年で設計業務を委託しており、今月中旬までボーリング地質調査を実施中。来年度末に調査結果が示される見通しで、一気に工事開始へ進むことが期待される。
(由本裕貴)

遮断機が一旦降りるとなかなか通過できない姫街道踏切=豊川市豊川町で
遮断機が一旦降りるとなかなか通過できない姫街道踏切=豊川市豊川町で
アンダーパス化のイメージ図
アンダーパス化のイメージ図

カテゴリー:社会・経済

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