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北海道地震被災地救援へ豊川陸自も待機

 6日午前3時8分ごろ、北海道の胆振地方を震源とするマグニチュード6・7の地震が発生した。この地震で最大震度7を観測した胆振の厚真町をはじめ、苫小牧市や安平町、むかわ町などでは大規模な土砂崩れや家屋の倒壊が起き、午後5時までに少なくとも7人が死亡、多くの行方不明者が出ている。
 自衛隊による捜索・救助活動が行われているが、政府は災害派遣態勢を当初の約4000人から今後約2万5000人へ増員する方針で、豊川市の陸上自衛隊豊川駐屯地でも情報所を設置して関連情報を収集中。出動要請があった場合に供えて隊員が待機している。
 地震で一時、北海道すべての火力発電所が停止したことから、道全域の約295万戸で停電が発生。外部電源を失った北海道電力泊原発は非常用ディーゼル発電機によって使用済み核燃料の冷却を続けたが、午後3時ごろまでに復旧した。一般世帯の停電も順次解消しているが、完全に復旧するまでは約1週間はかかるという。
 また、午後3時時点で35市町村の約3万戸で断水が起き、自衛隊の給水活動が行われている。
 JR北海道や札幌市営地下鉄は全線で運転を見合わせ、新千歳空港も終日閉鎖。各地で液状化現象により道路が陥没するなど、交通でも大きな影響が出ている。
 道東地方で暮らす30代男性は「停電でテレビが見られず、なかなか情報が入ってこない。これが冬だったら、関連死や二次災害など、もっとひどいことになっていたと思う」と話した。
(由本裕貴)

 6日午前3時8分ごろ、北海道の胆振地方を震源とするマグニチュード6・7の地震が発生した。この地震で最大震度7を観測した胆振の厚真町をはじめ、苫小牧市や安平町、むかわ町などでは大規模な土砂崩れや家屋の倒壊が起き、午後5時までに少なくとも7人が死亡、多くの行方不明者が出ている。
 自衛隊による捜索・救助活動が行われているが、政府は災害派遣態勢を当初の約4000人から今後約2万5000人へ増員する方針で、豊川市の陸上自衛隊豊川駐屯地でも情報所を設置して関連情報を収集中。出動要請があった場合に供えて隊員が待機している。
 地震で一時、北海道すべての火力発電所が停止したことから、道全域の約295万戸で停電が発生。外部電源を失った北海道電力泊原発は非常用ディーゼル発電機によって使用済み核燃料の冷却を続けたが、午後3時ごろまでに復旧した。一般世帯の停電も順次解消しているが、完全に復旧するまでは約1週間はかかるという。
 また、午後3時時点で35市町村の約3万戸で断水が起き、自衛隊の給水活動が行われている。
 JR北海道や札幌市営地下鉄は全線で運転を見合わせ、新千歳空港も終日閉鎖。各地で液状化現象により道路が陥没するなど、交通でも大きな影響が出ている。
 道東地方で暮らす30代男性は「停電でテレビが見られず、なかなか情報が入ってこない。これが冬だったら、関連死や二次災害など、もっとひどいことになっていたと思う」と話した。
(由本裕貴)

カテゴリー:社会・経済

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