田原「親子交流施設」の愛称募集

　田原市は、渥美半島の玄関口、渥美線三河田原駅前の新たな交流拠点「ＬａＬａＧｒａｎ（ララグラン）」内で「親子交流施設（仮称）」の建設を進めている。遊びや活動ができ、子育てに関する公共サービスを提供する場で、来年春の開館を予定。多くの人に親しみを持って利用してもらおうと、15日から愛称を募集する。
　ララグランは、中心市街地と渥美半島の活性化を目指し、同駅前工場跡地活用事業として進められ、今春、渥美半島の安心安全で新鮮な食を提供するレストランなど商業施設と、芝生広場、親水広場（噴水、ベンチ）などからなる「まちなか広場」が完成している。
　残る施設として整備されている親子交流施設は、「子育て世代の安心とうるおい（安らぎ・賑わい）が創出できる施設」をコンセプトにさまざまな世代が交流できる場とする。工事費は４億４７１２万円。
　計画によると、２階建て延べ１４８０平方㍍で、幅広い世代が交流、活動できるスペースやカルチャールーム、大屋根を設けた広場、大型遊具、ボルダリングなどを設ける。妊産婦相談室や子育て支援ルームなども備え、安定した子育てができるよう妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援体制も整える。
　愛称は15日から10月12日まで募集。誰でも応募でき、施設のコンセプトを踏まえ、親しみやすい愛称を募る。最優秀賞１人に商品券３万円分（高校生以下は図書カード）を贈り、オープン記念式典のテープカットに招待する。優秀賞２人に商品券５０００円分（同）をプレゼントする。
　市民の代表や市職員らの選考委員会が審査し、受賞作品は11月下旬頃に市のホームページなどで発表する。
　詳細は市のホームページ（ＨＰ）で分かり、応募用紙もＨＰからダウンロードできる。応募、問い合わせは市健康課「愛称募集」担当（０５３１・23・３５１５）へ。
（中村晋也）