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田原の四つ葉クローバー 復活を願い植え直し

復活を願い、発祥の地にクローバーを植え直す会員ら=田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜で
復活を願い、発祥の地にクローバーを植え直す会員ら=田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜で

 田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜にある「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」からクローバー(シロツメクサ)が根こそぎ持ち去られ、3日、管理している伊良湖岬観光協議会(清田茂之会長)が復活に願いを込めながら植え直した。四つ葉、五つ葉など好きなクローバーを一つ持ち帰ることができ、会員らは「モラルを守って摘み取って」と呼び掛けている。
 伊良湖町で採取した株が四つ葉だけでなく、五つ葉、六つ葉も生えることから、観光業者らでつくる同協議会が4年前、その遺伝子を持つ株を植え、幸せのおすそ分けをしようと、発祥の地を誕生させた。
 クローバーが消えたのは9月。少しずつクローバーが減り、朝夕、水やりをしている会員らは「当初、この夏の暑さで弱っているのかと思っていた」という。ところが、減り方が早い上、その後、同29日には全滅を確認。根元から掘り起こした跡や、足跡もあったため盗難と判断し、複数人が持ち去ったと考えている。
 今年初めて夏越しができ、通年で育てられるようになったばかりの矢先の出来事に、会員らはがっかりした。
 それでも、四つ葉以上が生える「しあわせクローバー」を栽培、今年から販売している伊藤園芸(同市亀山町)の善意でクローバーを発祥の地に植えられることになり、会員らが丁寧に植え付けた。
 クローバーは春が一番の盛りで、これから成長する。同協議会の清田会長や会員の渡邉幹和さんは「処罰したいという思いはないし、観光地なので大きな注意書きも掲示したくはない。モラルを守ってくれれば」と話し、新たに植えた株が根付くことを願っている。
(中村晋也)

 田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜にある「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」からクローバー(シロツメクサ)が根こそぎ持ち去られ、3日、管理している伊良湖岬観光協議会(清田茂之会長)が復活に願いを込めながら植え直した。四つ葉、五つ葉など好きなクローバーを一つ持ち帰ることができ、会員らは「モラルを守って摘み取って」と呼び掛けている。
 伊良湖町で採取した株が四つ葉だけでなく、五つ葉、六つ葉も生えることから、観光業者らでつくる同協議会が4年前、その遺伝子を持つ株を植え、幸せのおすそ分けをしようと、発祥の地を誕生させた。
 クローバーが消えたのは9月。少しずつクローバーが減り、朝夕、水やりをしている会員らは「当初、この夏の暑さで弱っているのかと思っていた」という。ところが、減り方が早い上、その後、同29日には全滅を確認。根元から掘り起こした跡や、足跡もあったため盗難と判断し、複数人が持ち去ったと考えている。
 今年初めて夏越しができ、通年で育てられるようになったばかりの矢先の出来事に、会員らはがっかりした。
 それでも、四つ葉以上が生える「しあわせクローバー」を栽培、今年から販売している伊藤園芸(同市亀山町)の善意でクローバーを発祥の地に植えられることになり、会員らが丁寧に植え付けた。
 クローバーは春が一番の盛りで、これから成長する。同協議会の清田会長や会員の渡邉幹和さんは「処罰したいという思いはないし、観光地なので大きな注意書きも掲示したくはない。モラルを守ってくれれば」と話し、新たに植えた株が根付くことを願っている。
(中村晋也)

復活を願い、発祥の地にクローバーを植え直す会員ら=田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜で
復活を願い、発祥の地にクローバーを植え直す会員ら=田原市の伊良湖岬・恋路ヶ浜で

カテゴリー:社会・経済

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