蒲郡市民病院の現状と今後 城CEOが講演

　友愛クラブがまごおり（蒲郡市老人クラブ連合会、早川次郎会長）は５日、同市民会館で新春講演会を開いた。講師の城卓志・同市民病院最高経営責任者（ＣＥＯ）が現状と今後について約80人に講演した。
　城ＣＥＯは蒲郡市と名古屋市立大学との間で連携協定が締結されたのを受け、昨年４月に着任した。
　講演で城ＣＥＯは、提携によって８人の医師（呼吸器内科、内分泌内科・糖尿病、消化器内科、泌尿器科、眼科、皮膚科）が増員されたことを報告した。
　その仕組みとして同大学内に設置された地域医療教育研究センターに医学部の教員として医師を募集し、応募から選ばれた医師を任命して市民病院に赴任できる制度を作ったことを説明し、「市民病院で大学病院に遜色ない医療を提供していきたい」と意気込みを語った。
　また、全国に先がけた地域包括医療システムの構築、地域医療のすべてに中核的責任を負う覚悟と実践していく－などの運営方針を披露した。
（安藤聡）