豊川市消防団へ加入促進PR

　豊川市消防団は18日夕方、名鉄国府駅や豊川稲荷駅、ＪＲ豊川駅周辺の３カ所で消防団への加入促進ＰＲ活動を行った。
　国府駅の改札口付近では、地元国府町や御油町、御津町や旧宝飯郡音羽町にあたる第４、６、７方面隊の団員11人が参加。消防団の活動内容や加入方法を記載した市消防団、愛知県、総務省消防庁による３種類のリーフレットと、ばんそうこうの２００セットを、帰宅途中の会社員や学生らに配った。
　豊川市では男女問わず、18歳以上なら誰でも入団できる。階級に応じた年額報酬や公務災害補償、表彰制度といった待遇の他、団員証を掲示することで対象店舗でサービスを受けられる優待制度もあり、全国的に不足している団員数の増加へ取り組んでいる。
　この日は昼過ぎに地元の国府町内で火災があったばかりで、若い団員らが仲間を増やそうと「あなたにもできる」「一緒に大好きな街を守りませんか？」と書かれたのぼりを立て、学校帰りの高校生や大学生らに積極的に声を掛けた。
　市消防本部総務課長補佐の茂木伸能さんは「消防団の活動内容をどんどん広めて知ってもらい、興味を持ってくれた方にはいいところを伝えていきたい」と話した。
　県消防協会は５年前から毎年１月20日を「あいち消防団の日」と定め、同団加入促進活動を県内一斉に行っている。
　豊川稲荷、豊川駅では地元の団員ら17人が啓発した。
（由本裕貴）