SI豊橋ポートが東三河8市町村に図書寄贈

　地元の女性奉仕団体「国際ソロプチミスト豊橋ポート」(西川典子会長）は、豊橋をはじめ東三河の各市町村に絵本「おおきな木」計129冊を寄贈した。昨年まで図書の寄付を続け、昨年8月をもって活動を終結させた「豊橋ベンチャークラブ」の思いを、スポンサーであった同クラブが引き継いだもの。
　「将来を担う子どもたちの心を豊かに育む一助に」と２００４年から昨年まで、主要事業の１つとして絵本や児童図書を地元に寄贈し続けた豊橋ベンチャークラブ。今回、同クラブも同様に「子どもたちが幸せな学校生活を送ることを願って」寄贈を続けた形になる。
　今回選んだ「おおきな木」（原作・シェル・シルヴァスタイン、訳・村上春樹）は、仲良しだった男の子のために、りんごの木が何の見返りも求めず愛情を差し出し続ける話。子どもたちが成長の過程で“無償の愛”を感じ取って欲しいとの思いで選書したという。
　今回、豊橋市へは市内小学校へと52冊を寄贈。贈呈式は市役所教育長室で行われ、西川会長が山西正泰教育長に寄贈図書を手渡した。
　同クラブでは今回、豊橋市のほか、豊川市に26冊、田原市に18冊、蒲郡市と新城市に各13冊、設楽町5冊、東栄町と豊根村に各1冊、同書をそれぞれ寄贈している。（田中博子）