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御津町で徘徊高齢者捜索訓練

徘徊者役の女性㊧の登録番号を確認し、連絡する女性=豊川市御津町で
徘徊者役の女性㊧の登録番号を確認し、連絡する女性=豊川市御津町で

豊川市が警察署などと合同で
 豊川市は22日、市社会福祉協議会や豊川署と合同で、御津町の御津北部小学校区を対象とした徘徊高齢者捜索模擬訓練を行った。広石、豊沢、金野の町内会や町内の老人クラブ、民生委員児童委員や介護福祉施設の職員ら75人が参加し、認知症患者の行方不明時の対応や連絡方法を確認した。
 御津文化会館で行われた訓練前の座学では、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の3点を基本とした徘徊高齢者への声掛けの仕方などを紹介する認知症サポーター養成講座や、市職員や豊川署員による捜索情報の配信依頼が出されるまでの過程を寸劇で表現する時間が設けられた。
 この後、市の女性職員3人が「郵便局へ行く」と言って自宅を出たまま行方不明となった認知症の76歳女性に扮し、同館の周囲約400㍍の指定エリア内を歩いて徘徊。捜索に出掛けた参加者らは女性を発見すると、声掛けして会話に引き込み、保護に努めた。
 民生委員の女性(59)は「きょうは暖かいですね」「どちらに行かれるんですか」と女性を呼び止め、「一緒に行きましょう」と言って優しく手を握った。行方不明者が身に着けた速やかに身元確認ができる高齢者見守りカード(いなりんお守り)の登録番号を確認し、仮想の豊川署に電話した女性は「相手の目線と笑顔で対応することを心掛けた。実際はなかなか声掛けができるかも分からないし、どんな言葉が出てくるか不安だけど、訓練で経験しておくことで全然違うと思う」と振り返った。
 同様の訓練は高齢者地域見守りネットワーク(豊川市高齢者みまもり隊)の充実を図り、昨年までに代田、小坂井、一宮、国府、中部、三蔵子地区で実施している。
(由本裕貴)

豊川市が警察署などと合同で
 豊川市は22日、市社会福祉協議会や豊川署と合同で、御津町の御津北部小学校区を対象とした徘徊高齢者捜索模擬訓練を行った。広石、豊沢、金野の町内会や町内の老人クラブ、民生委員児童委員や介護福祉施設の職員ら75人が参加し、認知症患者の行方不明時の対応や連絡方法を確認した。
 御津文化会館で行われた訓練前の座学では、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の3点を基本とした徘徊高齢者への声掛けの仕方などを紹介する認知症サポーター養成講座や、市職員や豊川署員による捜索情報の配信依頼が出されるまでの過程を寸劇で表現する時間が設けられた。
 この後、市の女性職員3人が「郵便局へ行く」と言って自宅を出たまま行方不明となった認知症の76歳女性に扮し、同館の周囲約400㍍の指定エリア内を歩いて徘徊。捜索に出掛けた参加者らは女性を発見すると、声掛けして会話に引き込み、保護に努めた。
 民生委員の女性(59)は「きょうは暖かいですね」「どちらに行かれるんですか」と女性を呼び止め、「一緒に行きましょう」と言って優しく手を握った。行方不明者が身に着けた速やかに身元確認ができる高齢者見守りカード(いなりんお守り)の登録番号を確認し、仮想の豊川署に電話した女性は「相手の目線と笑顔で対応することを心掛けた。実際はなかなか声掛けができるかも分からないし、どんな言葉が出てくるか不安だけど、訓練で経験しておくことで全然違うと思う」と振り返った。
 同様の訓練は高齢者地域見守りネットワーク(豊川市高齢者みまもり隊)の充実を図り、昨年までに代田、小坂井、一宮、国府、中部、三蔵子地区で実施している。
(由本裕貴)

徘徊者役の女性㊧の登録番号を確認し、連絡する女性=豊川市御津町で
徘徊者役の女性㊧の登録番号を確認し、連絡する女性=豊川市御津町で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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