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豊川の為当稲荷神社で森林整備着々

整地された「外苑」予定地を背にする山本宮司㊨と太田会長=為当稲荷神社で
整地された「外苑」予定地を背にする山本宮司㊨と太田会長=為当稲荷神社で

 豊川市為当町の為当稲荷神社(山本行洋宮司)で26日、地元住民でなる「為当ふるさとの森愛護会」(太田秀雄会長)による整備作業が行われた。2015(平成27)年度から続く「ふるさとの森」整備事業で、今回は「外苑」誕生を見越した整地を行った。
 境内東側の約580平方㍍の敷地を、約4時間かけて更地にした。町内で活躍する「神狐もりあげ隊」のメンバーも加わり、約30人が重機も用いて草木の伐採を行い、竹藪や雑草でうっそうとしていた空間が明るく開けた。
 生活用水で囲まれた敷地では外苑としての整備を予定しており、すでに生えていた3本の梅の木を残した。来年度、梅や花桃の植栽を行う予定で、色とりどりの花が咲き乱れる空間となる。山本宮司(68)は「地域内外の方がたくさん訪れ、親しまれる場所になれば」と期待した。
 作業には30~70代と幅広い世代の住民が参加。もりあげ隊の隊長・熊谷知弘さんは「更地になっていくうちに昔はこんな感じだったとか、懐かしい気持ちを抱きながら作業する方もいた。世代を超えて楽しみながら取り組めた」と振り返った。
 8742平方㍍と広く、一般市民も自由に出入りできる境内の森は、この地方が北限のミミズバイやタイミンタチバナ、ツルコウジなどの照葉樹が自生する貴重な場所。地元企業の支援も得た同事業では、境内で一年中いろんな季節の花が咲き、市民憩いの場に生まれ変わるよう整備している。これまでに桜の木7本やクヌギ3本、アジサイ550本やスイセン540本の植栽や生け垣作りも行っており、この日はこれらの剪(せん)定や肥料やり、台風で折れる危険性のある樹木の除去作業なども行った。
(由本裕貴)

 豊川市為当町の為当稲荷神社(山本行洋宮司)で26日、地元住民でなる「為当ふるさとの森愛護会」(太田秀雄会長)による整備作業が行われた。2015(平成27)年度から続く「ふるさとの森」整備事業で、今回は「外苑」誕生を見越した整地を行った。
 境内東側の約580平方㍍の敷地を、約4時間かけて更地にした。町内で活躍する「神狐もりあげ隊」のメンバーも加わり、約30人が重機も用いて草木の伐採を行い、竹藪や雑草でうっそうとしていた空間が明るく開けた。
 生活用水で囲まれた敷地では外苑としての整備を予定しており、すでに生えていた3本の梅の木を残した。来年度、梅や花桃の植栽を行う予定で、色とりどりの花が咲き乱れる空間となる。山本宮司(68)は「地域内外の方がたくさん訪れ、親しまれる場所になれば」と期待した。
 作業には30~70代と幅広い世代の住民が参加。もりあげ隊の隊長・熊谷知弘さんは「更地になっていくうちに昔はこんな感じだったとか、懐かしい気持ちを抱きながら作業する方もいた。世代を超えて楽しみながら取り組めた」と振り返った。
 8742平方㍍と広く、一般市民も自由に出入りできる境内の森は、この地方が北限のミミズバイやタイミンタチバナ、ツルコウジなどの照葉樹が自生する貴重な場所。地元企業の支援も得た同事業では、境内で一年中いろんな季節の花が咲き、市民憩いの場に生まれ変わるよう整備している。これまでに桜の木7本やクヌギ3本、アジサイ550本やスイセン540本の植栽や生け垣作りも行っており、この日はこれらの剪(せん)定や肥料やり、台風で折れる危険性のある樹木の除去作業なども行った。
(由本裕貴)

整地された「外苑」予定地を背にする山本宮司㊨と太田会長=為当稲荷神社で
整地された「外苑」予定地を背にする山本宮司㊨と太田会長=為当稲荷神社で

カテゴリー:社会・経済

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